「フランクフルトいかがですか!」「焼きそばおいしいですよ~」

おそろいのはっぴやTシャツを着た学生たちが、元気に声を上げている。6月1日日曜日、茨城県つくば市にある筑波大学で毎年恒例の「やどかり祭」が開催された。

「『やどかり祭』は、平砂学生宿舎近辺で開催される学園祭で、新入学の1年生が中心になって行われています。お祭りの準備や実行で、多くのカップルも誕生することから“やど祭マジック”という言葉があるぐらいです。

予定では5月31日土曜日に本祭が行われることになっていましたが、雨天のため順延となりました」(やどかり祭関係者)

戦後初めて、男性皇族が学習院大学以外に通学することで注目を集めている筑波大学。

「悠仁さまが講義を受けられている棟のセキュリティが強化されたり、茨城県警の警察官が巡回するようになったりと、戸惑いを覚えている学生や関係者もいます。

悠仁さまはそんな微妙な雰囲気も感じていらっしゃるのでしょうか。キャンパス生活に溶け込むために新入生歓迎イベントには積極的に参加されているそうです」(筑波大学関係者)

やどかり祭で、生命環境学群生物学類の悠仁さまのクラスメートたちが出したのは「わらび餅ドリンク~飲むアメーバ~」という模擬店だったという。

「悠仁さまは、販売担当のシフトには入っていませんでしたが、模擬店の裏でクラスメートたちと会話を楽しまれていました。ときには食品を提供するご友人を手伝われる場面もあったそうです」(前出・やどかり祭関係者)

もっとも悠仁さまも模擬店の売り上げには、かなり貢献されていたようだ。悠仁さまをひと目見ようと、店の近くにやってくる学生たちも多数いたからだ。

そんな彼らに、悠仁さまは気さくに対応されていた。あいさつを交わすだけではなく、なんと記念撮影も快諾されていたのだ。

「悠仁さま、写真撮影お願いできませんか?」「いいですよ!」

悠仁さまは、彼らと肩を寄せ合い、笑顔でピースサインをなさっていた。

「そんなご様子を見て、学生たちが次々と撮影を希望するようになったのです。希望者は男女いましたが、より積極的なのか、女性のほうが多かった印象です。適当な表現ではないかもしれませんが、まさに“アイドル的な人気”でした」(前出・やどかり祭関係者)

■上級生女性も「宝物のような写真になりました」

当日の悠仁さまや模擬店の人気ぶりについては、Xにこんな投稿もあった。

《並ぶというよりは常にお店の前に人が沢山いるという感じでした 写真待ちの学生さんもいたような 売り上げは凄そう》
《娘のブースに悠仁さまが買いに来てくれて一緒に写真を撮っていてめちゃくちゃ羨ましかったです笑》

悠仁さまと記念撮影をしたという上級生の女性はうれしそうにこう語る。

「今年、悠仁さまが入学したと聞いていて……。まさかこの大学祭で会えるとは思っていなかったので、最高です。宝物のような写真になりました。大切にとっておきます。悠仁さまとお友達に? ええ、今日を機会にそうなれれば素敵ですね」

一般の学生たちと和気あいあいとした時間を過ごされた悠仁さまだが、実はこれまでにはなかったケースだという。皇室担当記者によれば、

「信頼関係を築いているお相手はともかく、これまで皇室の方々が、積極的に記念撮影に応じられていたという話は聞いたことがありません。

最近はスマートフォンでの撮影が多く、SNSへの投稿も容易になっておりますので、気をつけていらっしゃるのでしょう。

愛子さまが学習院大学の学生に記念撮影をねだられることがあっても、周囲のご友人が巧みに“ガード”するかのように断っていたと聞いています。

特に秋篠宮さまと紀子さまは、一時期SNS上で批判的なコメントが相次いだこともあり、インターネットでの配信については、慎重なご姿勢を示されています。悠仁さまの、やどかり祭でのご様子を聞いて、非常に驚かれたのではないでしょうか」

また静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。

「悠仁さまが大学生活を謳歌されているのは喜ばしいことですし、その気さくなお人柄を国民が知ることもよいことだと思います。

しかしいっぽうで悠仁さまの筑波大学ご入学の経緯について“特別扱いだったのではないか”と、疑問を抱いている国民がいるのも事実です。悠仁さまには今後、皇族としての責務をどう果たされるのか、そしてどのように国民にお心を寄せていきたいのか、ご自身のお言葉で具体的に示していただきたいと願っています」

大学祭の記念撮影で、そのお人柄を示された悠仁さま。きたる9月の成年式では、どのようなご覚悟を示されるのか。

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