皇室の方々の王道のアクセサリーといえばパール。雅子さま・愛子さま・佳子さまのそれぞれのパール使いについて、ファッション評論家の石原裕子さんに話を伺った。

雅子さまは、外交官でいらしただけにお若いころからパール使いに慣れていらした印象だという。

「以前はゴールド台のイヤリングを特にお好みでした。重要な場では1連、華やいだ席には3連のネックレスをされるなど、ご公務に合わせた選択もお上手。皇后になられてからは存在感のある大ぶりなものをお選びで、王道でありながら雅子さまらしさも光っています」(前出・石原さん 以下同)

愛子さまは、流行を取り入れられたネックレス使いに特徴があるという。

「ネックレスは40cmほどの短め、サイズも8mmくらいと流行を取り入れられています。レースのように3段に編んだ小粒パールのものや、ステーションネックレスなど、さまざまなデザインを試されており、若々しく清潔感のある装いになっています。一方でブローチは、ミキモトの定番のものをお使いで、安心感を抱かせます」

佳子さまは、20回以上お使いになっているステーションネックレスの印象が強いという。

「5つのパールを並べた、少しカジュアルな印象のステーションネックレスが近年特にお気に入りのご様子。皇族の方がこれほど繰り返し愛用されるのは珍しいですが、さまざまな着こなしに合わせられていてお手本になります。寄木細工や陶磁器など伝統工芸を用いたアクセサリーもお好みで、ファッションの幅の広さがうかがえます」

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