「この写真は載せるつもりは無かった」紅白6度出場の39歳歌手　体調不良時の“ショッキング”な姿を公開でファン涙

2014年、大ヒット曲『Dragon Night』を引っさげ、『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしたSEKAI NO OWARI。その後も『プレゼント』や『Habit』など数々の名曲を生み出し、これまでに6度紅白に出場している人気バンドのボーカル・Fukase（39）が6月13日、自身のInstagramを更新。この2年間、体調不良だったことを明かし、そのときの自身の写真を公開した。Fukaseといえば、実は壮絶な過去の持ち主だ。2021年6月放送の『突然ですが占ってもいいですか？』（フジテレビ系）では、「中学2年のときに集団リンチにあいました。生意気だとかカンパを払わないとか」と告白。大怪我を負い、治療後に学校に行くと、友人は誰も口を利いてくれなくなっていたという。唯一変わらなかったのが、セカオワのギタリストであるNakajin（39）で、毎朝Fukaseを学校に迎えに来てくれたそうだ。その後、Fukaseはアメリカに留学するも、病気を患い帰国。同番組で閉鎖病棟に入院していたことを明かしており、2020年2月10日のInstagramではこう綴っていた。《保護室という監視カメラの前で糞尿を垂れ流さなければいけない部屋に自分がいた時、1番辛かったのは時計が無い事だった。（中略）屈強な医者にズボンを脱がされて尻に筋肉麻酔を打たれて床に沈んだ時、自分は社会からドロップアウトしたんだと確信したのを覚えてる。10代の自分には、それこそ“世界の終わり“と感じる闘病生活の始まりだった》そんなFukaseの今回の投稿は、《この写真は載せるつもりは無かった》という書き出しから始まり、写真に写る自分を《目に力が無く、無感動で、無感情な表情は人からは分からないかも知れないけど、自分から見ると今でも鮮明にショッキングに映る》と表現。投稿された写真を見ると、確かに目がうつろで、表情がないようだ。病状については《酷い船酔いの様な、二度と酒を飲まないと誓う二日酔いの様な体調がおよそ二年間続いた》という。また、《食事は喉を通らないが、酒を浴びるように飲めば吐くほどのピザを胃に詰め込んだ》ような食生活を送っていたといい、《少ない口数だが、出てくる言葉は禍々しく、汚く、醜く、弱かった》ほど荒んでしまっていたそうだ。しかし、最後には《何の生産性も無く、無意味なあのベッドルームでの戦いがおれの血や肉になってると良い。回復して一年半。ようやく自分の人生を前に進み始める事が出来ました》と綴り、前向きな言葉で締めくくっている。今回の投稿のコメント欄には、ファンから心配と感謝の声が寄せられている。《辛い思いをたくさんしてるからこそ、今のFukaseくんがいて、素敵な曲ができて、みんなを元気づけられる。私は本当に元気もらってます！！でも、無理はしないでくださいね》《率直な言葉を発信してくださりありがとうございます。症状が回復してなお、自分自身と対峙すること、痛みを伴う部分もあったかと思われます》《文章を読んでるだけで心に来るものがありました。深瀬くんの気持ちは深瀬くんにしか分からないけど、深瀬くんの、セカオワの作る音楽で救われてる私がいます》「Fukaseさんの過去は、ファンには有名な話。その体験は音楽活動にも影響を与えており、『銀河街の悪夢』という曲は、彼が閉鎖病棟にいた頃の体験を書いたものだそうです。ファンは彼のこれまでの苦しみをよく知っているので、今回の投稿にも心を揺さぶられた人が多かったのでしょう」（音楽ライター）Fukaseは壮絶な経験を糧に、ファンの心を支える曲をこれからも生み出していくことだろう。