6月23日にバラエティ制作部で『ぽかぽか』の制作統括をしていた鈴木善貴容疑者(44)が、オンラインカジノでおよそ1億円を賭けていたとして常習賭博容疑で逮捕された。さらに翌日には『ぽかぽか』に出演していた山本賢太アナウンサー(27)も昨年5月から7月にかけてオンラインカジノで640万円を賭けた疑いで書類送検されたのは記憶に新しい。

「山本アナは鈴木容疑者から誘われオンラインカジノに手を出しハマってしまったようです。鈴木容疑者は事前の社内の聞き取り調査では虚偽の説明をしていたことで、実は社内でも密かにオンラインカジノに手を出している人間がまだいるのではないかと噂になっているのです。

鈴木容疑者は人気番組『ネプリーグ』も担当しており、バラエティ制作部の統括だけあって制作会社や局内のネットワークも広かったことで知られています。鈴木容疑者自らも『5年ほど前に職場の先輩に誘われて始めた』『周囲にやっている人がたくさんいた』などと供述していたことからも、局としてはオンラインカジノ問題の“拡大化”に戦々恐々としていました」(フジテレビ関係者)

そのフジテレビで、まさに今、緊急研修が始まっているという。前出の関係者によれば、おもに局員宛てに一斉メールが送られてきたというのだ。

「オンラインカジノでフジテレビ社員が逮捕される“極めて残念な事案が発生”したとして、再発防止に向けた取り組みの一環として《オンラインカジノの実態と怖さを知る》と題された30分程度の研修動画を受講してほしいという趣旨でした。

動画は、元検察官の経歴を持つ弁護士がオンラインカジノの実態や、賭博の何が法律違反になるのかを詳しく説明する内容です。オンラインカジノが“違法ではない”と誤解される理由についても解説しています。

フジテレビは誰が講習に参加したかが把握できるシステムになっています。上層部としては早めに手を打って、これ以上、問題が発生しないよう研修を行うことにしたようです。役職員には全員視聴するよう求めています」(前出フジテレビ関係者)

動画研修の成果が出ることを願うばかりだ。

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