元TOKIO・国分太一(50)が無期限活動休止を発表して、まもなく3週間が経とうとしている。『ザ!鉄腕!DASH!!』を放送する日本テレビは6月20日に、“過去に複数のコンプライアンス違反があった”として国分の同番組からの降板を発表。

わずか5日後にはTOKIOの電撃解散が発表され、予期せぬ展開に激震が走った。

日本テレビはプライバシー保護の観点から事案の詳細を明かしていないが、国分による番組スタッフへのパワハラやセクハラ疑惑が複数メディアで報じられている。7月3日にはテレビ東京の定例社長会見でも、国分によるハラスメント疑惑が浮上していたことが明かされていた。

同局の吉次弘志社長(62)によれば、今年2月に国分のハラスメント行為をほのめかす投書が匿名で届き、これを受けて第三者の外部弁護士による調査を実施。だが、関連した社員、国分本人、制作会社にヒアリングを行ったものの、投書に記されていたような事案は確認できなかったという。

同局では7月9日放送の『テレ東音楽祭2025~夏~』で国分がMCを務める予定だったが、活動休止を受けて降板を発表。また、定例社長会見では国分がゲスト出演した『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』が収録済みであることも判明したが、放送を見合わせることに。国分がMCを務める料理番組『男子ごはん』も現在は放送休止が続いているが、吉次社長は「今後については総合的に判断します」と述べるに留まっていた。

テレ東でも複数の番組に影響が出ているなか、沈黙を破って騒動について言及した人物が――。それは、長きにわたって『男子ごはん』で国分とタッグを組んできた料理家・栗原心平(46)。

7月7日にYouTubeの「ゆとりの空間チャンネル(旧:栗原心平 ごちそうさまチャンネル)」で行ったライブ配信の終盤で、栗原が「さすがに全く触れないという訳にもまいりませんので」と切り出す一幕があった。

動画内で国分の名前や『男子ごはん』の番組名を挙げることはなかったが、「色々とご心配のお声をいただいておりまして、本当にありがとうございます。

励まされること、この上ないですけどね」とコメント。

その上で、「ちょっと一言だけお伝えしたいのは、YouTubeなりSNSで“僕がしゃべった”みたいなことが書いてありますけど、全く僕は一言もこの件についてはしゃべっておりませんので。勘違いされませんように、どうぞお気をつけください」と注意喚起していた。

というのも国分の活動休止後は、一部YouTubeやSNSで“栗原心平が国分太一の素顔を暴露”といったタイトルが付けられた動画が複数出回っていた。そうした“フェイク動画”の拡散に対して、栗原自ら“発言していない”と否定したかたちだ。

そんな栗原は最後に「一言だけ言わせていただけると、本当にありがたいんですが」と前置きし、こう締めくくっていた。

「誤解のないように願いたいですけども、僕はあの収録は大好きな収録でした。毎日楽しみに行っていましたので、それだけは皆さんにご理解いただけると本当に嬉しく思います」

『男子ごはん』は国分と料理研究家・ケンタロウ(52)によって、’08年4月に、『太一×ケンタロウ 男子ごはん』のタイトルでスタート。しかし’12年2月にケンタロウがバイク転倒事故によって出演継続が困難になり、後任として抜擢されたのが栗原だった。以後、現在のタイトルで10年以上にわたって放送され、日曜日の昼を彩る長寿番組として親しまれてきた。

しかし、国分がコンプライアンス違反によって活動休止を発表すると、同番組での“悪評”も取り沙汰されていた。

「SNSやネットでは、国分さんが栗原さんに対して“横柄な態度をとっていた”“2人の間に距離感があった”と蒸し返す声が相次いだのです。

国分さんは栗原さんよりも年上であることから、フランクに接しやすかったのかもしれません。しかし、国分さんの“軽口”などコミュニケーションの取り方に、違和感を抱いていた視聴者も少なくなかったようです。

この他にも一部メディアでは、国分さんが同番組のスタッフを叱責するなど、パワハラと捉えられかねない言動が常態化していたとも報じられています。栗原さんは動画で国分さんのハラスメント疑惑の有無には言及していませんでしたが、長く出演していた番組を大切に思っていた気持ちは伝えたかったのかもしれません」(芸能関係者)

栗原ひとりでも番組継続を望む声も上がっているが、テレ東はどのようにジャッジを下すだろうか。

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