日本独自の装いである着物。近年は外国人からの人気も高くなっている。

そんな着物姿が圧倒的に映える俳優たちが、数々の作品で注目を集めている。

着物を着用するシーンで求められるのは、演技力はもちろんのこと、品格や所作の美しさだ。端麗なルックスで観る者を引き込む若手から、年齢を重ねた深みと風格で魅せるベテランまで、その個性もさまざま。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20~60歳の男女500人を対象に「着物が似合う俳優」についてアンケート調査を実施した。

第3位に選ばれたのは、横浜流星(28)。

絶賛放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、大河初出演にして初主演を務めている横浜が3位にランクイン。同作での和装も印象深いが、横浜の着物姿の美しさがさらに際立っているのが、現在公開中の映画『国宝』だ。同作で主演の吉沢亮(31)とともに女形の歌舞伎役者を演じた横浜の、繊細な演技や舞に胸を打たれた人が多いようだ。

また、横浜は幼少期から空手に打ち込んでいたことでも知られており、中学時代には世界大会で優勝したことも。公の場で道着姿を披露したこともあり、和装を着こなしているイメージが強かったのだろう。

《背も高く、細身で日本人らしさもあって着物がよく似合うイメージ》
《大河ドラマ「べらぼう」と映画「国宝」を見て》
《大河ドラマでの着物姿が粋で美しい》
《空手をやっていたり、和服が似合うイメージがある》

第2位は京都出身の佐々木蔵之介(57)。

京都の老舗造り酒屋「佐々木酒造」の次男である佐々木。

家業を継がず俳優の道を選んだことで、父親とは一時断絶状態だったという。しかし、NHK連続テレビ小説『オードリー』への出演が決まり、実家の酒造から「オードリー」という銘柄の日本酒を販売したのを機に、徐々に関係が改善。2011年には日野自動車のCMで親子共演も果たしている。

また、京都出身という理由以外にも、大河ドラマや時代劇などで佐々木の和装姿を見た人からは《着こなしが自然》という声が。2026年公開予定の映画『幕末ヒポクラテスたち』では、主人公の幕末の医師を演じる佐々木。同作での着物姿も楽しみにしたい。

《京都出身で着こなしが上手そう》
《京都の酒蔵の息子なので、着物が本当に似合っているから》
《時代劇に出ていても違和感が無く、普段も着物を着ていそうな感じがする》
《いかにも着物着ました!という感じでなく、自然に着こなせているイメージがある》

第1位は、海外でも高い評価を受けている渡辺謙(65)。

『べらぼう』での田沼意次役が好評な渡辺。過去に主演を務めた大河ドラマ『独眼竜政宗』では歴代最高の平均視聴率39.7%を記録し、現在もこの記録は破られていない。また、時代劇『御家人斬九郎』シリーズ(フジテレビ系)で長く主演を務めていたこともあるなど、時代ものに欠かせない存在だ。

さらに、渡辺といえば海外での活躍もめざましい。渡辺にとって初の海外映画出演となった『ラストサムライ』では、第76回アカデミー賞助演男優賞や第61回ゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を得ている。

2022年には、21年間所属していた事務所「ケイダッシュ」からの独立を発表。今後は国内外問わず、さまざまな作品で美しい着物姿を披露してくれることだろう。

《日本人らしい風格がある》
《渡辺謙さんの渋さと着物がマッチしていると思ったから》
《ラストサムライが印象的》
《独眼竜政宗をはじめ着物で出ているドラマが多いから》

編集部おすすめ