「これまで様々な役を演じさせて頂きましたが、今回はじめて大学病院の院長役をさせて頂くことになりました」
7月から放送中のドラマ『DOCTOR PRICE』(日本テレビ系)に出演するにあたって、公式サイトにこうコメントを寄せたのは、女優の篠原涼子(51)。
篠原が、日本テレビ系のドラマ作品に出演するのは、じつに4年ぶり。
「篠原さんは、日テレのドラマで相次いでヒットを飛ばし、かつては“視聴率女王”として名を馳せていました。
’05年に日テレ系のドラマ『anego』で、30代の独身美人OLを演じ、全話の平均世帯視聴率15.7%のヒットを記録。
’07年には同じく日テレでスーパー派遣社員を演じた『ハケンの品格』が全話平均20.1%、最終回にいたっては、なんと26.0%の高視聴率を記録したのです。当時の1話当たりの出演ギャラは200万円に上ったともいわれています」(芸能ライター)
女優として“向かうところ敵なし”状態だった篠原は、’05年に俳優の市村正親(76)と結婚。“25歳差”での結婚は、当時大きな反響を呼んだ。
’08年には長男、’12年には次男を出産。長男の優汰(17)は、両親に憧れて芸能界入りするなど、公私ともに生活は順風満帆に思えたが――。
「’20年に篠原さんと市村さんの別居報道がなされ、翌年7月には2人の離婚が発表されました。
そして、ほどなくして注目されたのは、過去の篠原さんの奔放な男性関係でした。複数のメディアが、韓国アイドルグループのメンバーなど複数の男性と篠原さんの不倫疑惑を報じたのです。
篠原さんは週刊誌の直撃取材に対して、韓国アイドルとの不倫関係を否定しましたが、彼女に対する世間からの風当たりは厳しかったのです」(前出・芸能ライター)
こうした一連の報道により、蜜月だった日本テレビからも、しばらくの間“出演NG”が突き付けられたようだ。
テレビ局関係者が明かす。
「日テレはスキャンダルにとても厳しいことで知られています。芸能人の私生活に関する報道があると、ひそかに当該のタレントに関する視聴者アンケートを行い、世間からの好感度の変化を調査しているともいわれています。
日テレの功労者ともいえる篠原さんが、4年にわたって同局のドラマ作品に出演できなかったのも、こうした“不倫の代償”によるものなのでしょう。
現在放送中の『DOCTOR PRICE』も主演での出演ではないため、1話当たりの出演ギャラも50万円程度。かつての4分の1ほどだそうです」
しかし、そんな“屈辱の4年”を経て、ようやく日本テレビも篠原に対する厳しい態度を軟化させつつあるようだ。
「来年の1月から始まる日本テレビ系の日曜ドラマ(22時30分枠)で、主演に篠原さんが内定したそうなのです。
具体的な内容はまだ企画中だそうですが、日テレ側としても篠原さんの起用に前向きだといいます。主演ということで、出演ギャラも、およそ100万円になるのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
篠原の日本テレビ系ドラマでの主演は『ハケンの品格2』(’20年)以来となる。
「山崎育三郎さん(39)とダブル主演したテレビ東京系のドラマ『ハイエナ』(’23年)も視聴率が終始2%台で、近年の主演作品は、あまり数字が振るってはいない印象です。
来年の日テレ作品で、名実ともに“視聴率女王”への返り咲きを篠原さんも狙っているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
“主演女優の品格”を見せることはできるだろうか――。