《伝統ある宮中の行事を父から子へ伝え、悠仁が今回の行事を大切に務めることにつながったことを感慨深く思っております》

9月11日、59歳のお誕生日を迎えられた紀子さま。例年どおり宮内記者会からの質問への回答という形式で文書を発表され、成年式を終えられた長男・悠仁さまについて母親としての思いを記された。

悠仁さまの成年式は6日に行われ、10日には秋篠宮ご夫妻が主催された悠仁さまの成年を祝う昼食会が開かれた。ご自身のお誕生日前日まで奔走されていた紀子さまだが、《成年式と関連する諸行事を終えることができましたことに安堵しております》とつづられていた。

成年式では堂々たるご姿勢が注目を集めていた悠仁さま。今後は学業を優先しながら、ご公務にも取り組まれるという。いっぽう学生生活においては、今春に筑波大学にご進学されてから間もなく半年が経とうとしている。

紀子さまは「母親として悠仁さまのご成長を具体的に感じられた場面」の質問に対して、悠仁さまの生活の変化をこうつづられていた。

《暮らす場所も東京と茨城(つくば)と組み合わせた形になり、家族と離れて過ごす時間が長くなりました。行動範囲が広がり、自分の予定を組み立てていく機会も増えています。高校生のときは、学校の時間割や年間のスケジュールが決まっていましたが、悠仁が在学する大学では、夏までに時間割(モジュール)が3回変わり、その他の課外活動もあるので、悠仁がどのように過ごしているか想像しにくいと感じるときもありました》

そんな悠仁さまだが、ご一家で過ごす時間も大切にされているようで、紀子さまは《悠仁が家族との時間を大切に考えて、私たちの仕事などの予定を確かめながら、一緒にすごす時間をさりげなく作り出そうとしてくれているようで、うれしく思っています》ともつづられていた。

さらに紀子さまは、この質問のなかで悠仁さまの“意外な暮らしぶり”についてこうも明かされていたのだ。

《ときにはこちらの畑で育てた野菜を自炊するためにつくばへ持っていくこともあり、東京とつくばでの生活をそれぞれ工夫している姿に成長を感じてもいます》

3月に臨まれた成年会見で、ご趣味について「以前から行っている野菜栽培や米づくりです」と話されていた悠仁さま。だが、自炊までされていることに驚いた人も少なくないようだ。

学生らしい悠仁さまの暮らしぶりに、Xでは感激する声が上がっている。

《悠仁親王殿下が自炊されることもあるとは‥素晴らしいわ。学生生活を楽しんでるんですね》
《え!自炊もされるのですか殿下!!!!! なんて尊いんだ。。尊すぎる。。》
《悠仁さま、1人住まいの大学生らしく自炊なされてるのか 「実家の家庭菜園」=「赤坂御用地で育てた野菜」 と言う、とんでもないパワーワードが》
《普通の大学生活を満喫してらして良かった。(なごむ)》

「悠仁さまは入学後、お住まいのある赤坂御用地からキャンパスまで、車で片道一時間半程度かけて通われていました。7月には『週刊文春』で、電車通学の併用が報じられたことも。車での通学によって何度か朝の渋滞に巻き込まれ、講義開始時刻に間に合わないことがあったためだそうです。ただ、宮内庁は3月下旬に、悠仁さまの生活拠点として、つくば市内にある集合住宅の一室を確保したと発表していました。悠仁さまが自炊をされているということは、すでに“一人暮らし”もされているのでしょう」(皇室ジャーナリスト)

この他にも、紀子さまはご回答のなかで「家族のエピソード」として、悠仁さまが今春に運転免許証を取得されたことについても言及されていた。

悠仁さまは秋篠宮さまが学生時代に愛用されていた自動車「ビートル」を運転される機会もおありだといい、《今では宮さまが助手席に乗ることもあり、二人で御用地内をドライブして楽しんでいることもあります》と明かされていた。

これまであまり知られることのなかった悠仁さまの“素顔”は、多くの人々の親しみにつながっているようだ。

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