「この夏は櫻井翔さん(43)、相葉雅紀さん(42)、松本潤さん(42)が連続ドラマで主演を務めていましたが、その撮影も終了。そろそろ嵐の再始動が本格化します」

こう語るのはテレビ局関係者。

嵐が再始動と来春での活動終了を発表してはや5カ月。気になるのは大野智(44)の動向だが……。

「ファンクラブ向けの動画では、大野さんの近影を見ることができますが、最近の大野さんは日焼けした姿が話題になっていますね。

どうやら最近までは都内と宮古島を行き来していたそうです。ですがこれから嵐のラストツアーにまつわる仕事や打ち合わせが増えていくため、都内を拠点にすると聞いています」(前出・テレビ局関係者)

大野の姿はファンを喜ばせるが、最後の日は着々と近づく。

「嵐としての活動を終えた後の大野さんについて、去就は明言されていません。ですが宮古島でのリゾート事業もあるので、タレント業は引退するというのが大方の見方です」(前出・テレビ局関係者)

しかし大野の胸中にはひとつの展望があるようでーー。

「タレントを引退してもダンスは続けるようです。嵐の活動にはピリオドを打つと選択しましたが、ダンスへの情熱は今もなくしていないそうなんです」(芸能関係者)

というのも最近、ダンスへの思いを再燃させる出来事があったという。

「大野さんには、町田慎吾さん(44)という親友がいます。2人はジャニーズ事務所(当時)の入所同期。馬が合って同じ高校に入学し、同じ日に自主退学したというエピソードも(笑)。

ジュニア時代は“大町コンビ”として人気になりました」(前出・芸能関係者)

町田は’15年に事務所を退所。フリーでダンスや舞台の仕事を続けているが、

「今年5月、少年隊の錦織一清さん(60)の還暦を祝うイベントがあり、町田さんもゲスト出演。かつて少年隊のバックダンサーを務めた町田さんですが、このときは20年ぶりの共演となったそうです」(前出・芸能関係者)

このことについて8月18日、錦織はインスタライブでこう話している。

「町田が(共演の映像を大野に)見せたらしいんだよ。そしたら大野がね、『こういうときが来るのか~!』って大喜びしてたって」

思わぬところで語られた大野の肉声。前出の芸能関係者は言う。

「錦織さんも’20年に事務所を退所していますが、かつての先輩後輩がこのような形で共演することが大野さんには喜ばしくもあったのでしょう。

錦織さんは“大野もダンスをやりたいんじゃないの?”と話していました」

しかし大野の頭を過ったのはそれだけではなさそうだ。

「大野さんはただ純粋な気持ちでダンスを楽しみたいのではないでしょうか」

こう話すのはアイドル誌ライター。

「大野さんのダンススキルはジュニア時代から格別で、向上心も強かったのです。当時のジャニーズ事務所ではダンスといえば少年隊で、なかでも大野さんは錦織さんの踊りに憧れを抱いていました。さらにうまくなりたいと、錦織さんを目標に励んでいました」

しかし’99年に嵐としてデビューすると、ダンスへの思いが変化していく。

「嵐のダンスナンバーはいずれも高評価を得ていましたが、大野さんの心中は複雑だったよう。

というのも、ダンスがいわば“お金を稼ぐ手段”のようになり、プレッシャーや窮屈さを感じるようになったというのです。技術を磨き、楽しむという純粋な思いを持てなくなっていったといいます」(前出・アイドル誌ライター)

いっぽうの町田は、退所後は独自に活動を展開させていた。

「アクセサリーデザイナーやライターとして仕事をしていた時期もあり、近年は舞台出演や演出まで手がけており、ダンサー以外にも活動を広げています。

ただ、町田さんがよく口にしているのは“評価されるための手段ではない”ということ。“やりたいことをやり、そのうえで人を喜ばせたい”という思いのようです。こうした姿は、大野さんにはまぶしく映っているのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)

“大町コンビ”の入所20周年にあたる’14年10月、町田は自身のブログに《いつか2人で踊ろう》と大野と約束したとつづっていた。

「町田さんと錦織さんの共演を見たとき、大野さんは自身と町田さんが共演する様子を思い浮かべたことでしょう。

嵐の活動終了は大野さんが今後思いのままに活動していくための区切りという意味もあります。しっかりと“終了”を迎えたら、大野さんも次のステップに進みやすくなりますからね。そうして完全燃焼した後に、町田さんの言う“いつか”がやってくるでしょう」(前出・芸能関係者)

師匠である錦織の存在にも刺激を受けている。

「後輩などかつての仲間と共演できるというのは、錦織さんが長くダンスを続けているからこそ。

60歳になっても現役で楽しみながら踊る錦織さんに大野さんも感嘆。憧れの錦織さんのようにいつまでも踊り続けたいと、心に火がついたようです」(前出・芸能関係者)

流しのように、気ままに、さすらうように、神出鬼没にーー。大野のダンス人生は終わらない。

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