《朝田家は本当に仲がよく楽しい日々でした。》

9月27日、Instagramにこう綴ったのは浅田美代子(69)。

26日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『あんぱん』のオフショットを公開した。

『あんぱん』では、主人公・朝田のぶ(今田美桜・28)の祖母・くら役で出演した浅田。《おばあちゃん役も楽しかったな。いつも前室で、おしゃべりして、いつも笑っていた》と撮影の日々を振り返った。

今田や江口のりこ(45)ら共演者と劇中での“扮装姿”で撮影したオフショットも公開した浅田。その風貌に、コメント欄では次のような声が続出した。

《あの美代ちゃんが、くらばあになるなんて、想像できなかったですがー最近、樹木希林さんとかぶります。素晴らしいドラマありがとうございました》
《樹木希林さんに似てる 素敵な笑顔です。》
《樹木希林さんを思い出しました。似てます。ますますのご活躍を楽しみにしています。『時間ですよ』の頃から見てました。

‘18年に亡くなった樹木希林さん(享年75)と重ねる声が多数寄せられた浅田。生前の樹木さんとは母娘のような親交を築いていた。

「樹木さんは“役者には基本的には過剰なメイクは不要”との考えを持っており、なかでも特に反対していたのが眉毛を整えることと整形手術。自然に年齢を重ねたありのままの姿であることが役者には重要だと考えていたそうです」(制作関係者)

樹木さんが浅田に伝えていたのはこうした容姿に関わるものだけではない。撮影現場での心得も説いていたという。

「たとえば、台本の自分のセリフの部分にはマーカーを引かないこと。マーカーを引くと、自分のセリフしか目に入らなくなってしまうからだといいます。また、“NGでも撮影を止めるな”という信念も。役者は客観的に自分をジャッジする必要はなく、監督がカットと言わない限りは演技を続けるべきだと話していたといいます」(前出・制作関係者)

『あんぱん』ロスと思われる視聴者から樹木さんに似ていると指摘された浅田。背景には、樹木さんから授けられた金言があったからなのかも――。

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