10月2日、群馬県前橋市の小川晶市長(42)は1、既婚の男性職員との”ラブホテル密会騒動”をめぐり、市議会に対し2回目の説明を行った。

発端は9月24日に、「NEWSポストセブン」が、今年7月から9月にかけて、小川市長が同市職員の既婚男性と2人でラブホテルを10回以上にわたって訪れていた疑惑を報じたこと。

小川市長は面会の事実などは認めるも、「公務やプライベートの悩みを相談したり、打ち合わせのためにホテルを利用した」などと、男女の関係は否定している。

2回目の説明も1回目と同様に非公開だったが、小川市長は「男女の関係はない」と改めて否定し、恋愛感情においても「ない」と断言したという。また、密会場所としてラブホテルを選んだ理由について「尾行されているような感じを持ったときもあった」などと説明したという。

しかし、納得は得られていないようで、10月3日に前橋市議会は「自らの進退を速やかに決断して明らかにするよう強く求めるものである」との申し入れ書を提出するなど、騒動発覚以降生じた市政の混乱には収拾の気配が見えない。

同日、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にリモートで出演した田中真紀子元外相(81)も「この方の言っていることは、これ以上うまく弁解が付かないんだと思いますよ」と、説明に説得力がないと指摘。公金をもらっていながら市長の公務欠席が続く状況などを踏まえ、「まず辞めた方がいいですよ、この方」と厳しく批判した。

男女の関係は断固として否定している小川市長だが、男性との“距離の近さ”はかねて指摘されていた。地元政界関係者は次のように話す。

「肉食系というより、政治手法として、例えば、味方を作ったりとか、何か目的を果たしたい時に、いわゆる“色仕掛け”的なことをやっている印象ですね。

例えば、地元の有力者とも2人きりで飲みにいくこともしばしば。政治家なら有権者に余計な誤解を与えないように、異性と2人きりは極力避けたりすると思うのですが、本当に自分から誘って2人きりで飲みに行ってしまうのです。本人は一滴もお酒が飲めないんですけどね」

また別の政界関係者は目の当たりにしたという“驚きの光景”を証言する。

「ある選挙戦中、有力者の隣に突然座って、いきなり腰に手を回して耳元で『次は私の選挙をお願いします』と言って、周囲を驚かせたこともありました。しかもこっそりではなく、みんなが見ている目の前で、です。

また、一瞬で涙を出し入れすることもできるみたいで……。ある会合で、最近亡くなった人の話題がでたら、彼女は会ったこともない人のことなのに、突然涙を流して周りを驚かせました。その直後、空気を読んで一瞬で涙を引っ込めていましたよ」

目に涙をためながら「相談したい」の殺し文句で数々の男性を味方に付けてきたという小川市長。いっぽうで、多くの地元女性議員との関係は良好とはいえなかったという。

「あからさまに女性らしさを全開にして、男性を味方に付けるようなふるまいをするので、ほとんどの女性議員とは仲が悪かったようです。議会でも女性議員の何人かは小川市長に当たりが強いわけですよ。

さらには、そうした女性議員を敵視するような発言を、公然と市政関係者がいる場で言い放って驚かせたこともありました。小川市長が女性議員上手くいっていないことは市職員の間でもかなり有名な話です」(地元紙記者)

果たして絶体絶命の状況に追い込まれた今、どうやって乗り切るのだろうか。

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