「皆さんと別れるのは本当に寂しいですが、また一緒にお仕事させてもらえるように、この先も頑張ります。皆さん、お疲れさまでした。
9月18日に最終回を迎えたドラマ『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)のクランクアップの現場で、撮影チームへの感謝を伝えたのは女優の木村文乃(37)。
同作品は、初回の平均世帯視聴率が4.7%で木曜22時枠での“史上最低記録”を更新するなど、序盤は厳しいスタートに。最終回まで数字は4%前後を推移し続けるなど大きなヒットとはならなかった。
「しかし、TVerのお気に入り登録数では第5位を記録するなど、ネットや配信サービスなどでは健闘を見せていました。教師とホストのラブストーリーという斬新な物語だけあって、一般的な視聴者層よりもコアなファン層に刺さる作品だったので、SNS上でも“ハマった”という反響の声が多く見受けられました。
主演の木村さんにとってもやりがいの大きい仕事だったそうで、8月のクランクアップ時には《ドラマの撮影はいつも大変で。スケジュールがつまってくればくるほど、朝起きるのがつらくなって、なんとか気力で起きて家をでるものなんですが、『愛の、がっこう。』の現場にくるのは毎日楽しみでした》と明かしていました」(ドラマ関係者)
そんな木村は、来年春に放送のドラマの撮影にものぞんでいた。
「韓国の原作を翻案した伊藤健太郎さん(28)主演のドラマ『コンサルタント』(WOWOW)が来年の春に放送予定で、同作品に木村さんも出演しています。現代社会を風刺するようなミステリー仕立ての作品だそうで、伊藤さんと木村さんのほかに、GACKTさん(52)、桜井日奈子さん(28)などがキャスティングされています」(前出・ドラマ関係者)
だが、『コンサルタント』の現場で、木村の様子に異変がみられたという。
「『コンサルタント』の撮影は9月に行われたのですが、そこで木村さんは、現場で終始眠たげな表情で、どことなく元気がなくぼんやりとした様子だったそうなのです。
とくにGACKTさんとのシーンでは、特別長いセリフというわけではなかったようなのですが、1つのシーンで20回ほどのNGを出してしまい、現場も困惑状態だったといいます」(芸能プロ関係者)
木村といえば、『愛の、がっこう。』の撮影中だった6月下旬、体調不良で“緊急入院”していたことが報じられていた。入院の原因としては、天候の変化や疲労がたまっていたことが関係していたという。
「木村さんは‘23年に一般男性と再婚し、現在、2歳の子供を育てています。インスタグラムでは自分で作った家庭的な料理を披露するなど、女優業と育児を両立させる多忙な日々を送っているようです。
他方で、木村さんは以前から《自分には特別なものが何もない》《自分の中でお芝居は仕事でしかなかった》などと発言しており、女優としての自分に対して複雑な気持ちを抱くこともあるそうです。《基本、人が嫌いなので》とも語るなど、人前に出る仕事に対してストレスを覚えることも少なくないといいます」(前出・芸能プロ関係者)
木村が所属する芸能事務所トライストーン・エンタテインメントの会長・山本又一朗氏にNG連発の理由について取材すると、このような回答があった。
「確かに現場でNGはありました。『愛の、がっこう。』から1日も空けずに『コンサルタント』に入ったので、せめて数日でも休憩をとらせてあげていればと反省しています。木村は役に入り込むタイプの役者なので、頭を切り替えるための時間がなかったのだと思います。
家族のためにも、体調だけには気を付けてほしい。