《私の行動により、市民の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます》

10月20日、Xにこう綴ったのは“ラブホ密会”が騒動となっている群馬県前橋市の小川晶市長(42)だ。

小川市長をめぐっては9月24日、「NEWSポストセブン」によって、今年7月から9月にかけて市職員の既婚者男性と9回にわたってラブホテルで密会していたという疑惑が報じられた。

同日夜の会見で、小川市長は「私が特定の職員と複数回、ホテルに行ったことは間違いありません」と認めつつ、「男女の関係はありません」と否定した。

いっぽう“なぜラブホテルで密会していたのか”については「周りの目があり、具体的な会話が制限されることから、もっと安心して話ができるところはないかということで、ホテルはどうだろうという話になりました」と説明。しかし納得は得られなかったようで、ネット上では《わざわざラブホテルで打ち合わせをするのはおかしい》などと疑問視する声が相次いだ。

「9月26日と10月2日の2度にわたって、小川市長は市議会に“ラブホ密会”について説明。それを経て17日、自身の報酬を任期満了まで50%減額し、続投することを表明しました。

しかし20日の各会派代表者会議では、出席者から『市長としての反省や総括が十分ではないのではないか』などの意見が出たようです。会議終了後、富田公隆議長は報道陣に対し、第三者委員会の設置を市に求める考えを明かしました。

翌21日、小川市長は市議会に自身の続投への理解を求めましたが、一部の市議からは“出直し選挙”を促す声などが上がったといいます」(政治部記者)

そんな小川市長が20日、Xを更新した。ラブホ密会報道後、初となるSNS更新で、冒頭のように切り出すとこう続けた。

《多くのご意見を受け止め、熟慮の末、掲げた公約を実現することが私に課せられた責任であると改めて決意しました。信頼を取り戻すには、言葉ではなく行動です。教育・福祉・防災など、市民の暮らしを守るために、誠実に取り組み続けます》

前向きに決意を語った小川市長だが、この投稿がXで物議を醸すことに。

というのも、この投稿に返信できるのは小川市長がフォローしているか、直接“@”をつけてやり取りしたアカウントのみという設定になっていたのだ。コメントを制限していることにXでは厳しい声が寄せられている。

《コメントすら出来ないようにして、責任を果たす、か》
《コメント欄解放して幅広く意見ちょうだいしましょうね!!それでこそ市長!!》
《コメント欄閉じながら「多くのご意見を受け止め」とか良く言うわ》
《この姿勢のどこが誠実なんだ?》

「小川市長は13日に“一連の騒動について市長に直接聞いてみよう!”と銘打った市民対話会を開きました。しかし、『SmartFLASH』が報じたところによれば、この会は支援者や“小川派”の市議らが中心となって開催したもので、参加するには個人情報を事細かに記入しなければならないなど、反対派が参加しづらいシステムだったそうです。

また、今回の謝罪投稿は“コメント制限”の影響で、22日現在の返信は1件のみ。それも小川市長自身がフォローしているアカウントで、《批判も強いですが頑張って下さい》というエールでした。市民対話会にしても謝罪投稿にしても、批判に向き合わず、自分に都合のいい声しか耳に入れないのであれば、《多くのご意見を受け止め》たとはとても言えないのではないでしょうか」(前出・政治部記者)

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