目黒蓮(28)・三浦翔平(37)・福原遥(27)など、多くの人気俳優が出演してきたフジテレビドラマ『教場』シリーズ。この度、’26年に公開される映画版に、過去作に出演した歴代卒業生たちが出演することが発表された。

同作は、“教場”と呼ばれる警察学校の教室を舞台に描かれたドラマシリーズだ。警察学校という閉鎖的な空間で、生徒たちが抱える秘密・疑念・葛藤や苦悩などを鋭く見抜くのは、木村拓哉(53)が演じる冷酷無比な教官・風間公親。数々の事件が巻き起こるなか、風間は警察官の適性がないと判断した生徒に退校届を容赦なく突きつけ、ふるいにかけていく――。

‘20年にフジテレビ開局60周年の特別企画として放送されたスペシャルドラマ『教場』は、’21年に続編のスペシャルドラマ『教場II』が、さらに’23年には風間の誕生秘話を描く連続ドラマ『風間公親-教場0-』が月9枠で放送された。

そして今回シリーズ初となる映画版は、’26年1月1日より前編の『教場 Reunion(リユニオン)』がNetflixで公開され、2月20日から後編の『教場 Requiem(レクイエム)』が劇場で公開される予定だ。

じつは今回の映画版は制作がスタートするまでに紆余曲折があったという。

「今回の映画版は、当初は’24年春に単発ドラマとして放送される予定でした。しかし、生徒役のオーディションも終えて台本もできあがっていた’23年9月、突如制作がストップすることになったのです。

フジテレビも収録延期を認めていましたが、その背景には’23年の連続ドラマ版の視聴率がやや伸び悩んだことの影響があったそうです。制作陣は“次こそは失敗できない”という思いが強く、納得できるまで脚本を見直すことに。その結果、収録を延期せざるをえなくなり、結果的に’26年1月に映画版として公開する形になりました」(制作関係者)

満を持して公開される今作のキャスティングには制作陣の“ある思惑”が――。

「もともと、フジテレビ内では‘22年の冬頃からこの作品の計画が持ち上がっていました。

当時はちょうど目黒さんと川口春奈さん(30)が、『silent』(フジテレビ系)で共演し、世間で大きな話題になっていた時期です。

そこで、フジとしては『教場』で自信過剰な生徒役を演じた川口さんと、『教場II』で頭脳明晰なのに鬱屈した思いを抱えた生徒役を演じた目黒さんを、スペシャル版で再共演させたいと考えたようです。2人の“再会”は大きな話題になるでしょうからね。

ただ、’23年の連続ドラマ版は、木村さん演じる風間公親が警察学校に赴任する前日譚を描いた作品だったため、物語の時系列的に2人の出演は叶いませんでした。そのため、今回の再共演はフジとしても念願だったのでしょう」(前出・制作関係者)

目黒と川口は‘24年にファッションブランド「FENDI」のアンバサダーを務め、スペシャルムービーで共演している。その際には『silent』のファンから

《FENDIさんでsilentをまた再現してるように見えて最高》
《これはもうsilentの続き》
《久々にこの2人が見れて嬉しいです》

など、2人の共演を喜ぶ声が多くあがっていた。しかしこれ以降、ドラマや映画などでの共演はなく、今回の映画版で3年越しの“再開”が実現すれば、ファンも歓喜することは間違いないだろう。

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