《反撃開始から半年》中居正広氏　仲間は減り、第三者委員会にも沈黙…外見はふっくら回復も停滞する“復帰計画”

《中居ヅラは家賃で 光熱水費ですが、中居君は生きる糧 そして心の栄養で皆の太陽です♡♡》11月20日の昼ごろ、東京・渋谷の宮益坂交差点に隣接する大型街頭ビジョンにこんなメッセージが流れていたが――。’23年6月に発生した元フジテレビの女性アナウンサー（以下、Aさん）とのトラブルによって、今年1月に芸能界引退を発表した元SMAPの中居正広氏（53）。いまも彼を応援するファンの思いとは裏腹に、表舞台からはすっかり遠ざかってしまっている。「フジテレビと親会社が設置した第三者委員会（以下、同委員会）は、今年3月に公表した調査報告書のなかで、中居さんがAさんに働いた行為を“業務の延長線上における性暴力”と認定。トラブルに至るまでの経緯やその後の詳細も明らかになり、とりわけ批判が集まったのはAさんを誘った中居さんの“手口”でした」（スポーツ紙記者）しばらく沈黙を守っていた中居氏だったが、代理人弁護士を通じて同委員会に反論声明を出したのは、いまから半年前の5月12日のことだった。「声明では、中居さんが6時間にわたって応じたヒアリング内容が十分に反映されていないことが指摘されていました。“性暴力”という認定にも《日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした》と主張し、調査報告書の根拠となる証拠やヒアリング記録の開示を要求したのです。ですが、同委員会は“事実認定は適切だった”とし、証拠となる資料の開示を拒否。中居さん側は再び抗議しましたが、同委員会は被害者に2次被害を与える危険性があるとして、やりとりを拒否しました」（前出・スポーツ紙記者）7月に入ってからも、弁護士を通じて同委員会への抗議を続けていた中居氏。8月には「週刊文春」に中居氏とAさんのトラブル内容を詳細に報じられ、即座に反論声明を出していた。しかしこれを最後に、中居氏側の反撃はストップしている。中居氏が芸能界を引退しながらも、“性暴力認定”の撤回にこだわってきたのは理由があるという。「これまで自身を支えてくれた関係者や応援してくれていたファンに対して、“顔向けできない”という気持ちがあったようです。中居氏は、“ファンや身近な人を失望させてしまうことが一番気がかり”という趣旨の話を周囲にしていたそうです。特にSMAP時代からお世話になっていた関係者には、調査報告書が公表される前から“性暴力にあたるような行為はなかった”と主張していたと聞きました」（芸能関係者）とはいえ、頑なに同委員会に反論する姿勢は裏目に出てしまったようだ。「騒動をめぐり、フジテレビは8月下旬に元社長・港浩一氏（73）と元専務で関西テレビの元社長・大多亮氏（67）に対して、50億円の損害賠償を連帯して支払うよう求める訴訟を起こしたことを発表。いっぽう、フジテレビは中居氏への訴訟に関しても可能性を否定していませんでした。中居さん側の反論がトーンダウンしたのは、訴訟リスクを懸念した可能性もあるでしょう。ですが、中居さん本人の口から説明がなされなかったことは、結果的に世間の不信感を募らせてしまいました。中居さんも記者会見は“絶対しない”と周囲に言っていたそうですが……。公の場で騒動について自分の口で説明するだけでも、世間に与える印象は違ったものになったかもしれません。中居さんの代理人弁護士を通じた反論は周囲も困惑してしまい、以前まで親しくしていた仕事仲間や共演者など、中居さんと距離を置く人が増えていったといいます」（前出・芸能関係者）そんな中居氏の“引きこもり生活”は、間もなく1年を迎えようとしている。同委員会に徹底抗戦の構えを見せるまでは、地元・湘南で気の置けない仲間たちと飲み会を開いていたという。本誌9月5日配信の記事では、今年1月から5月までの間に中居氏から呼び出されていたという知人がこう証言していた。「飲み会のメンバーはかなり厳選していて信頼できる人しか呼んでいないようでした。中居さんを含めて3、4人と超“少人数”ですから。数回行われ、すべて居酒屋などの“外食”。人目を気にする割に、家飲みではなかったです。初めて呼び出された際、久しぶりだった中居さんの姿はかなりやつれていましたね……」4月上旬にも「週刊新潮」で白髪が目立つ近影が写真付きで報じられ、大きな衝撃が走っていた中居氏。だが、徐々に気持ちを切り替えたのか、夏ごろには“復帰計画”も囁かれていた。「中居さんは今年8月の誕生日にファンクラブを完全閉鎖し、ファンとの交流の場は潰えてしまいました。しかし、今でも中居さんの復帰を熱望するファンは少なくない。中居さんも自分を信じて待ち続けているファンの期待に応えようと、YouTubeなどを通じた動画配信での復帰を計画していたといいます。このほか、福祉活動による社会貢献を検討していることも、9月に『女性セブンプラス』が報じていました。ですが、年末が近づいても目立った動きは一向に見られません」（前出・芸能関係者）本誌も8月下旬の昼過ぎに、都内の自宅マンションから帽子を目深にかぶり、乗用車のハンドルを握る中居氏を目撃している。騒動後はやつれていたというが、以前よりもふっくらとした顔つきが印象的だったが――。「7月31日に署名サイト『Change.org』で、『不透明な第三者委員会報告書の利用方法とその価値を問う――中居正広さんに関する正しい報道のあり方と報道被害について』と題された署名活動が始まりました。9月23日までに、達成目標として掲げられていた3000人を突破。中居さんにとっては大きな援護射撃になりましたが、以降は目立った伸びが見られず、現在の署名件数は5300人ほどと停滞気味です（11日23日現在）。中居さんの復帰は一部の熱心なファンには受け入れられるでしょうが、納得のいく説明が本人からない限り世間の大多数からは厳しい目を向けられるでしょう。中居さんの再始動がなかなか聞こえてこないのも、世間の反応を慎重に見ているからなのかもしれません」（前出・芸能関係者）引退発表時、自身のファンに向けて《ヅラの皆さん 一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった》と後悔の念を記していた中居氏。いつか再会を果たせる日はやってくるだろうか――。