先日、韓国ソウルに行ってまいりました。目的は、韓国の最新食トレンドをリサーチするため。
2025年に入り、ソウルは観光都市としてますます大人気。今年1月にソウル市を訪れた外国人観光客は、昨年よりも約27%増加し、コロナ禍以前の2019年よりも増加していることが発表されました。確かに、街中は地元民と観光客で活気に満ちあふれています!
韓国旅で気になったのは、やっぱりスイーツ!

その中でもやっぱりすごかったのが、韓国スイーツ。“SNS映え”は当たり前になり、パンやスイーツの専門店は生き残りをかけて厳しい競争が繰り広げられています。
そこで今回は、日本人観光客が心から感動して、何度も通いたくなるような韓国ケーキをご紹介したいと思います。
日本との違いは、映えのインパクトとボリューム

以前はビジュアル重視で、味は二の次と言われていましたが、最近ではおいしくなったという評判も広がっています。
さらにケーキやパンの特長をじっくり見ていくと、日本と大きく異なるのが、ボリューム感。

食べきれない映えスイーツもあるけれど、ヘルシーな本格派も台頭

スタバのスイーツをもっと掘り下げてみると、日本では未発売の本格ジェラートを発見しました。これがとっても美味。
種類は5種(バニラ、ヨーグルト、チョコレート、ピスタチオ、イチゴ)で、さっぱりしながらも濃厚な味わいはどんなドリンクにも合うバランス。
最近の韓国ではグリークヨーグルトが分かりやすいように、“ヘルシー度”や“本格感”が人気を集める上で重要になっているのです。
大行列だったのは、ほぼ果物のミルフィーユケーキ

それを体現しているのが、「RAFRE FRUIT」です。トレンドの発信地として最も注目されている聖水(ソンス)にあるカフェで、新作スイーツのクレープケーキを求めて大行列ができる人気になっています。
使われているのは、韓国でイチゴ専門家のトップ3として認められた名農家が当日収穫したイチゴ。
食べた時のくどさは全くなく、罪悪感とも無縁。他にもミックスフルーツのクレープケーキもあり、あまりの人気で平日でも昼過ぎには完売になってしまいます。

そして今後もさらに驚く新作が登場しそうな予感もしていますから、引き続き注目していきたいと思います!
<文・写真/スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12