しかし、パンツこそスタイルがバレやすいアイテムで、太ももに隙間がないとどうしても野暮ったく見えがち。そこで今回は、下半身にボリュームがある方が、それをカバーしたい場合のパンツの選び方についてご紹介します。
おすすめ①:ややフィットしたセミフレアパンツ
太ももに隙間がないと、どうしても下半身が太い印象を受けてしまいます。パンツルックは基本的にそんな脚のラインがまるっと見えてしまうので着こなしが難しいですよね。そんな方におすすめするのが、セミフレアパンツです。フレアパンツは膝から裾にかけて広がるXラインシルエットのパンツ。太ももは適度にフィットしたサイズ感で、そのメリハリのあるシルエットが美脚効果に繋がります。
太ももが太いという印象を受けにくい
もちろん、太ももの隙間がないことは見た目にもバレてしまいますが、裾に広がりがあるのでその対比によって太ももが太いという印象を受けにくいのが美点です。また、着丈の長いトップスで太ももを半分ほど隠すことによって、隙間の脚のラインを適度にカバーアップすることができます。
おすすめ②:ハイライズのタックワイドパンツ
次いでおすすめできるパンツは、ハイライズのタックワイドパンツ。ウエスト周辺にタック(生地の折り目)が入ると、下半身からお尻、太ももあたりに生地のゆとりが生まれて脚のラインを覆い隠すことができます。
股上の深さにも注目して選んで
ポイントは、股上が深めのタックワイドパンツを選ぶことです。ウエストにきゅっと引き締まりのあるシルエットを生み出すことで、ワイドパンツのボリュームもバランスよく見えるからです。標準の股上のタックワイドパンツをはくとどうしても下半身がただ大きく見えてしまいやすいので、股上の深さにも注目して選んでくださいね。
ガードルをはいて隙間を作るのも◎
これからの時期には少々暑いかもしれませんが、パンツの下に補整ガードルを着用して太ももに隙間を作ることで、パンツスタイルをよりよく見せていく方法もあります。夏場は通気性の良い吸湿速乾性の補整ガードルを選べば、汗蒸れ対策にも。ぜひ、試してみてくださいね!
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105