そんなボーダー柄カットソーですが、一歩間違えると「子どもっぽい」「カジュアルすぎる」というマイナスな印象を与えることもあります。そこで今回は、大人世代は要注意! 取り入れてはいけないボーダー柄とおしゃれに見えるボーダー柄の特徴をご紹介します。
子どもっぽく見えやすい、太めボーダー
ボーダー柄は、ボーダーの太さ(ピッチの幅広さ)で見える印象が大きく変わります。ボーダーが太ければ太いほど、インパクトが強く個性的な印象を与えます。着こなしにメリハリが出るので、体型から視線を散らすのに最適ではありますが、とにかく目立つのです。となると、組み合わせる他のアイテムもその個性に負けないように濃い色やポップなデザインを選ばないと馴染みません。
また、以前はどちらかといえばやや太めのボーダーが流行していましたが、現在は細ボーダーに傾向が偏っています。トレンドから少し外れた印象のあるボーダー柄を着ると、余計に着こなしに違和感が出やすくなるので気をつけて。
大人らしい洗練見えは、細ボーダー
先ほど、トレンドは細めのボーダーとお伝えしましたが、ピッチの幅はおよそ2~3cmのものが理想的です。鉄板にして王道はホワイト×ネイビー(もしくはブラック)やホワイト×ブルーですが、昨今では優しげな色合いのボーダーカットソーも登場。
ベースの生地がホワイトだと顔にマッチしないという方は、オフホワイト系のボーダーカットソーを選ぶと肌のトーンにマッチして上手に着こなせます。
着丈や素材、ネックラインの「鉄板」は
ボーダーの幅や色と同じく重要なのが、着丈や素材、ネックラインです。丈は長すぎるとボーダー柄の面積が大きくなり、上半身が大きく見えるので基本的には標準丈を推奨しています。このほか、薄手素材だとカジュアル感が増すので、やや厚みのある生地を。ネックラインは上品な肌見せが叶う、ボートネック(編集部注:船の底のように浅く横長に広がるネックライン)がおすすめです。
ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考に、ご自身がしっくり来るボーダーカットソーを探してみてくださいね!
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105