先日、100円ショップダイソー(DAISO)の雨具コーナーを眺めていたところ、パッケージが驚くほど小さなレインポンチョを発見しました。本当に着用できるものなのか? と思わず疑いたくなってしまうほどのサイズ感。
しかし実際に使えるなら、この小ささは強みです。車やバッグの中に忍ばせておけば、いざという時にかなり頼もしい存在になるのでは……と思い、試しに購入してみました。※以下、価格は税込です。

手のひらに乗るほどの小ささ! ダイソーの携帯用レインポンチョ

ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親...の画像はこちら >>
 DAISOの雨具コーナーには数種類のレインコートが売っていて、価格は110円~550円とさまざま。「携帯用コンパクトレインポンチョ」は、大人用サイズ1枚入りで110円でした。

 とにかくパッケージが小さく、どのくらいのサイズなのかというと……

ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親子で着てみて「4つ買い足した」ワケ
携帯用レインポンチョ
 なんと手のひらに収まるほど! どう考えてもレインコートが入るサイズ感ではなく、「ん!?」と、店頭で思わず二度見してしまいました。

 パッケージのイラストによると、大人用のフリーサイズで着丈が約96cm、幅が約90cmとのこと。きちんとフードもついているようです。

これは完全にポリ袋の手触りだ……!

 とにかく中身が気になるので、使う予定はなかったものの自宅で開けてみました。

ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親子で着てみて「4つ買い足した」ワケ
携帯用レインポンチョ
 画像でお気づきの方もいるかもしれませんが、広げている段階で察知しました。これは完全にポリ袋の手触りだ……! しかもだいぶ薄いタイプの。確かにあの小ささのパッケージに収めるにはこのくらい生地が薄くなければ不可能ですね。

ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親子で着てみて「4つ買い足した」ワケ
携帯用レインポンチョ
 使用上の注意の部分に「使用後は乾いた布で水分を拭き取り、陰干しにして十分乾燥させてから保管してください」と書いてありますが、一度広げてしまったら最後、再び畳んでパッケージに戻すのはかなり難しそうです。

強い雨の場合は、ポンチョが張り付いて動きづらそう

 息子に着せてみました。着丈約96cmということで、身長145cmだと下半身までしっかりカバーできます。


ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親子で着てみて「4つ買い足した」ワケ
携帯用レインポンチョ
 155cmの筆者で膝丈、それ以上身長が大きい場合は膝上になり、大人が着た場合は上半身のみ雨から守ってくれるといったサイズ感です。

 実際に着用してみた感想としては、まず生地が薄いため破れないよう慎重に首や袖を通す必要があるものの、着てしまえば上半身部分はしっかりと雨から防いでくれると思います。

 ただ強い雨の場合は、衣服にポンチョが張り付いてしまい動きづらそう。そして強い力で引っ張ったり、どこかに引っ掛けたりしたら一発アウトな気が……。素材的に耐久性は高くない印象です。

「簡易的な使い捨て雨具」というポジションなら優秀!

ダイソーの“ミニミニ雨具”、やたら薄いけど本当に使える? 親子で着てみて「4つ買い足した」ワケ
携帯用レインポンチョ
 とはいえ、やはりコンパクトさは魅力。冒頭でも書いたように、車の中や防災バッグに入れておくといざという時に頼りになりそう。

 雨具は使用後に再び袋に戻したり、家に帰ってから乾かしたりするのが面倒ですが、その点このレインポンチョは100円と安価なため、使ったらそのまま処分してしまえる気軽さも嬉しいです。

 一度広げると同じ大きさには畳めないため、後日改めて家族の人数分4つを買い足して、自宅に置いている防災グッズの中に入れておきました

 雨具だけでもさまざまなデザイン・価格の商品が揃っているダイソー。選択肢が豊富なので、自分の使いたいシーンや用途に合った最適なものがきっと見つかりますよ。

<写真・文/鈴木美奈子>

【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。
現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。
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