40代の“毛穴”の見え方が段違い！ ベースメイク「老けて見える塗り方」vs「若く見える塗り方」

美容ライターの遠藤幸子です。気になる肌悩みをカバーしようとして行っているメイクのやり方が、実は老けて見える原因だったということがあります。

今回は、毛穴の見え方が変わる可能性がある、老けて見えるBBクリームの塗り方と若く見える塗り方を紹介します。リキッドファンデやクリームファンデを塗る際にもぜひ参考にしてください。

毛穴悩みといっても、開いている状態、詰まりが気になる状態など種類があり、それらがいくつか重なっていることも多々。けれど、一般的に40代が悩む毛穴の状態といえば、毛穴が涙状に開いた「たるみ毛穴」であることが多い印象です。

そこで、今回の解説は「たるみ毛穴」にフォーカスします。

毛穴が悪目立ち！ 老けて見えるBBクリームの塗り方

まずは、たるみ毛穴をカバーしようとついやりがちな老けて見えるBBクリームの塗り方を紹介します。

（1）肌を引っ張り、毛穴レスな状態で塗る

たるみ毛穴は、頬を斜め上に引っ張ると目立たなくなります。その状態でBBクリームを塗ると、毛穴にBBクリームが入らないことで毛穴の開きを目立たせることになります。

（2）毛穴が気になる部分に叩き込むように塗る

気になる肌悩みは隠したいと思うあまりその他の箇所よりも多く塗り重ねたくなるものです。けれど、毛穴が気になる部分に指で叩き込むように塗ると毛穴の凹凸をうまくカバーできないまま厚塗りになり、毛穴が余計に目立つこともあります。

若く見えるBBクリームの塗り方、使うアイテムは

たるみ毛穴をカバーするには、BBクリームを薄く塗ることが大事です。また指やスポンジで均一に塗り広げるよりも、ブラシを使うのがおすすめです。

また、今回はBBクリームを使って毛穴カバーメイクをしますが、リキッドファンデやクリームファンデなどのときにも同様に塗ることができますのでぜひ参考にしてみてください。

塗り方の前に、今回使用する3つのアイテムをご紹介します。



①「ケイト ザBB（カバー＆モイストコーティング） EX-1」（SPF20・PA++、全2色／税込1,540円※筆者調べ）
UVカット効果と肌色補正効果という従来のBBクリームが持つ機能性を兼ね備えながら、凹凸や色ムラをしっかりカバーして美肌に仕上がるBBクリーム。乾燥が気になる肌にピッタリの商品で、EX-1は2色のうち明るいカラー。

②「ダイソー フィンガーマルチブラシ」税込110円
毛の長さは短く先端が丸みを帯びていて、毛量が多い、まるで指のような形状のブラシ。普段はコンシーラーやノーズシャドウ、アイシャドウを塗るときのほか、グラデーションリップをするときにも使いやすいブラシ。今回は一例として紹介していますが、このような形状のブラシ、コンシーラーブラシなどが毛穴カバーメイクには適しています。

③「石原商店 SBR PUFF トライアングル30P」税込539円※公式サイト記載の希望小売価格
三角型の使い捨てスポンジ。これに限らず小回りが利くものならOKです。

たるみ毛穴はどこへ？ 若く見えるBBクリームの塗り方

たるみ毛穴をカバーし、若く見えるBBクリームの塗り方は、下記の通りです。

（1）目の下とTゾーンにBBクリームを置きます。このとき多く肌にのせないことがポイントになります。

（2）顔の中央部分（目の下）から外側に向かって徐々に薄くなるように指でザッとBBクリームを塗り広げます。

（3）スポンジでならすようにムラなく伸ばし、肌になじませます。

（4）BBクリームを小さなブラシにごく少量取り、毛穴が気になる頬や小鼻に対し、小さな円を何個も描くイメージでクルクルと塗ります。このとき優しい力加減でゆっくりと行いましょう。

（5）たるみ毛穴以外に気になる肌悩み、たとえばシミや肝斑、目の下のクマなどあれば、同じようにBBクリームを小さなブラシに少量取り、塗り重ねます。このときシミや肝斑、ニキビ跡などはブラシを立ててトントンと軽く叩き込むような容量で塗りましょう。目の下のクマはクマの気になる部分だけにコンシーラーを塗ります。

老けて見える塗り方と若く見える塗り方を比較

老けて見える塗り方と若く見える塗り方の違いは、写真を撮って比較してみるとよく分かります。たるみ毛穴にフォーカスすると、老けて見える塗り方のほうがより毛穴が目立つのがご確認いただけるかと思います。

BBクリームの使用量が多いと毛穴が目立ちやすくなるだけでなく、厚塗り感も出てしまうことでより老けて見えます。これはリキッドファンデやクリームファンデでも基本的には共通です。注意しましょう。

＜写真・文／遠藤幸子＞

【遠藤幸子】
美容ライター／エイジング美容研究家　スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram：@sachikoendo_