今回はキャンプ場で、隣のキャンパーたちの迷惑行為にモヤッとした経験があるという女性のエピソードについて紹介します。
埼玉県在住の真子さん(仮名34歳)は、小学4年生、5年生を育てる主婦で、4人家族。真子さん家族の趣味はキャンプで季節問わず、頻繁に家族でキャンプに行っているんだそう。
そんな真子さんが去年の8月頃に行ったキャンプ場で、隣のキャンプサイトに宿泊していた赤ちゃん連れキャンパー集団の迷惑行為に驚いた出来事がいくつかあったんだとか。
キャンプ場で赤ちゃんを放置する親たち

そう語ってくれた真子さんはキャンプ歴5年ほど。自身は小さな赤ちゃんを連れてキャンプをする勇気がなく、子どもたちが大きくなるのを待ってからキャンプを始めたんだそう。
「夫とテントの設営をしていて息子たちが川で遊んでいた時に、長男が私のところに走ってきて『ママ!赤ちゃんが1人で川でハイハイしちゃってる!』と言いに来ました。驚いて見に行くと隣のサイトの赤ちゃんが浅瀬でハイハイしており、さすがに危ないと思い隣のキャンパーさんに声を掛けました。隣のサイトの赤ちゃんは芝生を自由にハイハイしていた流れで川まで行ってしまったようで、『教えてくれてありがとうございます』と言われ、何事もなくてよかったなと思いました」
赤ちゃん連れのキャンプ自体は良いと思うのですが、キャンプ場で赤ちゃんから目を離すのはさすがに危ないな、と怖くなったと真子さんは語ります。
キャンプ場のお風呂が完全カオス空間だった
「辺りが暗くなり、キャンプ場併設のお風呂に行ったのですが、脱衣所からとってもにぎやかな声が響いていて、中に入ってみると隣のキャンパーさんたちが居ました。赤ちゃん以外にも幼稚園生、小学生と子だくさん家族が何組か居たようで、湯船で泳いだり大声で歌をうたったりとかなり騒がしい様子で、正直『お母さん、注意してくれよ……』と思ってしまうほど。洗い場は10か所あったのですが、隣のキャンパーさんたちがすべて占領していて、私以外にも身体を洗いたくて並んでいる方が前に4人もいたんです」
洗い場の数も限られているし順番なので仕方ないと語ってくれた真子さんですが、問題は幼稚園生が洗い場を占領してシャワーで遊んでしまっているという光景だったんだそう。
「お風呂の中がお隣のキャンパー集団のプライベート空間のようになっていて、私の前に並んでいたおばさまが一言『すみません、結構並んでいるので……』と申し訳なさそうに声をかけていたのですが、『まだ使ってるんで』と言い返されていたのを目にしました。
お風呂場でも赤ちゃんから目を離す大人たち
真子さんは、共有スペースでのマナーや周りの見えなさに正直びっくりしたと話してくれました。子どもは親がしっかり見ていてほしい、と。「一番驚いたのが、大人が何人もいるにも関わらず3人の赤ちゃんが洗い場を自由にハイハイで移動していることでした。親同士はみんな身体を洗いながら楽しそうにおしゃべりしていて、赤ちゃんは完全放置。湯船の中にいる子どもたちが赤ちゃんに水を掛けて泣かせていたり、お風呂の中はとにかくカオスな状態で、とても不快な思いをしました」
お風呂で日中の疲れを流すつもりが、お風呂からあがってからどっと疲れを感じるほどだったという真子さん。脱衣所でもおにごっこをする子どもたち、ドライヤーを使うこともできず、そのままキャンプサイトに戻ったんだそうです。
赤ちゃんの夜泣きにイライラする親の怒鳴り声が…

キャンプで赤ちゃんが泣くのは仕方ないですが、同じ親としてその夜泣き対応の仕方やうるささにここまで眠れないキャンプは初めてだったんだそうです。
「赤ちゃん連れのキャンプは大変だろうし、その気合いは凄いと思う。私だったら赤ちゃんが夜泣きすることを考えたらなかなか真夏のキャンプには連れて来れないと思う」と真子さん。
真夏のキャンプは夜も普段より寝苦しかったりするので、連れてくるなら親が楽しむだけでなくもう少し子どもをしっかり見てあげてほしいですね。
<文/鈴木風香>
【鈴木風香】
フリーライター・記者。