世界的トップモデルである冨永愛には、規格外の息子がいる。名前は冨永章胤(あきつぐ)。
現在20歳(!)。

195cm長身、とんでもないショート丈…20歳モデルの“母親...の画像はこちら >>
 2025年6月にミラノコレクションデビューしたことがちょうどホットな話題。195センチの超長身からして物理的に規格外な存在感を誇る。

 独特なギミック感覚がある冨永章胤の魅力について、“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が解説する。

佇まいも発言も態度もカッコいい冨永愛

195cm長身、とんでもないショート丈…20歳モデルの“母親の名前”を聞いて納得。佇まいも態度もカッコいい
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 2023年に放送されたNHKドラマ『大奥』は、女性が将軍になり、男性が大奥の面々としていならぶという画期的な男女逆転ドラマだった(二宮和也と柴咲コウ主演で2010年に映画化されている)。第1話で将軍役を演じた冨永愛を見て、これは絶対に冨永愛しか演じられないという説得力を脊髄反射的に感じた。

 男女逆転という前提を軽く超え、そもそも将軍とは女性がその座に就いていた最高職ではなかったかと歴史的認識を改めてしまいそうなくらい、冨永が演じる将軍役の端正な佇まいには圧倒された。

 圧倒され、ただただカッコいいと見惚れる。でもそれは佇まいに限ったことではない。2025年7月2日に公式X上で「なんで貴重な生態系のある釧路湿原にメガソーラーを建設しなきゃならないのか」と政治批判も辞さないアティチュードがニュース記事になったばかり。佇まいも言葉も態度もカッコいい人である。

規格外の息子・冨永章胤

 カッコいいのは本人の話題だけにとどまらず、彼女の息子・冨永章胤もまた多くのトピックを提供してくれる。簡単にプロフィールを紹介しておくと、2005年生まれで現在20歳、職業は冨永愛と同じくモデル。

 17歳でニューヨークコレクションデビューした冨永愛が世界的トップモデルであることは言うまでもないけれど、章胤もまず195センチという身長からして規格外。
6月22日に開催されたPRADA 2026年春夏コレクションでミラノコレクションデビューを果たしたことがちょうどホットな話題である。

 とんでもないショート丈のブルーパンツをはいてランウェイを歩くという規格外の艶姿に対して、ネット上ではほとんど悲鳴に近いような感嘆コメントが散見された。

 なかなか日本人の感性では一見掴みづらいワールドワイドで型破りな佇まいが、息子・章胤にも自然と息づく。

くわえた割りばしが洗練されたギミック感覚

 章胤は2023年にMEN’S NON-NOオーディションでグランプリを受賞。同誌専属モデルになった。メンノンモデルが自由な言葉と筆致で綴るブログがWEBサイト上に公開されているので、一覧ページをちょっとのぞいてみる。

 初回投稿が2023年11月4日。グランプリ受賞者としての簡単なイントロダクションとしながら、ブログの締めくくりに一枚の印象的な写真を配置している。

 どこかの縁日で撮影したのだろうか。カメラ目線のローアングルで浴衣の着こなしが粋に写る。足元から視線を上げていくと……。口元右から割りばしがニョキッ(!)。
写真を見る者の視線を誘導しながらこのアクセント。くわえた割りばしがこんな洗練されたギミックになるだなんて。

 さらにもう一枚気になる写真がある。2024年8月11日に投稿されたブログには成人式のためのスーツを仕立てる一枚が掲載されている。本人が好きなブランドだというラルフローレンのストライプ柄スーツをさらりとまとってしまう。まだ20歳というのがほんと不思議な余裕とスーツルックの洗練度。

 2025年3月27日には20歳の誕生日を迎え、最新投稿(3月25日)には上述したスーツにネクタイ姿と経年比較写真が並べられる。20歳という年齢としても規格外で独特の感覚あざやかな存在感だが、「血筋」を意味する「章胤」という名前の「胤」一文字が冨永愛同様に名実ともにすぐ世界的存在に押し上げるんだろうなと思う。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修
俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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