みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。いよいよ迎える秋の季節。
今年は何が流行るのか、どんな色のアイテムが増えるのかが気になるところですよね。今年より注目度が増すのは、冴え渡るようなビビッドカラーの赤! しかし、こうした派手な色って、一歩間違えるとケバケバしく見えてしまったり、組み合わせ方に悩んだりしますよね。そこで今回は、赤色をはじめとした派手色をケバく見せないコツをご紹介します。

ケバ見え要素が高い! NGポイント

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 派手な色+華やかな柄や素材の組み合わせには注意しましょう。例えば、赤のパンツにレース素材のニットを組み合わせる。ビビッドな黄色のニットに花柄のスカートなど。ただでさえ色の主張が強いのに、同じく個性の強い素材やモチーフのアイテムを合わせてしまうと、全体を通してみたときにケバケバしい印象に写ってしまいます。

 派手色を使う時は、色の鮮やかさに視線を集中させたいので組み合わせる他のアイテムは基本的に控えめな素材やデザインを選ぶようにすると良いですね。

相性の悪い「色の組み合わせ」も

 そしてもう一点、注意したいのは配色バランスです。なかでも「派手色×派手色」と「派手色×くすみ色」、そして「派手色×淡い色」は色同士が喧嘩したり、色がぼやけたりしやすい相性の悪い組み合わせです。そうした色を合わせてしまうと、服装自体がシンプルでもコーデ全体で見た時に違和感を覚えるので気をつけましょう。

派手色コーデがオシャレに見えるポイント

 オシャレな派手色コーデは、大きく分けて2つのポイントを兼ね備えています。1つは「上質な素材との組み合わせ」です。これからの季節であれば、レザージャケットやベロアスカートなど光沢感があり、高品質に見える素材の服と組み合わせると良いですね。

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派手色コーデがオシャレに見えるポイント
 もう1つは、「派手色が引きたつ、締め色を合わせる」ことです。
締め色とは、コーデに引き締まりを与える色のことを指します。主にブラックやグレー、ネイビー、ダークブラウンといったカラーがあげられます。

 どの締め色を選ぶと良いかは、メインの派手色次第ですが、個人的にもっともおすすめしているのはチャコールグレーです。チャコールグレーは赤やビビッドなピンクといった暖色系はもちろんのこと、グリーンやブルーなど寒色系にもマッチし、絶妙なシャレ感を表現できるオールラウンダー的存在です。迷ったら、グレー×派手色の組み合わせを楽しんでみてくださいね。

派手色コーデは、あえて「トップス」から

 派手色アイテムは、手始めに小物から取り入れる方も多いですよね。もちろん、小物も良いのですが、靴やバッグに派手色を選ぶと、アイテムの使い道が限定されてしまいます。なので、あえて「トップス」から取り入れることをおすすめしています

 逆にもっともハードルが高いのは「ボトムス」。派手な色のスカートやパンツはコーデ面積が大きく、人の視線を集めやすいので身につけるとちょっとソワソワしてしまうかも……。その点、トップスであれば、色によっては顔のトーンアップ効果も期待できるので良いですね。

 ぜひ、これらのポイントを含め、派手色コーデを楽しんでみてくださいね!

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。
スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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