批判するのは女性ばかり
このたび米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』の取材に応じたシドニー。6月にメンズケアブランド「Dr. Squatch」とコラボして発売した石鹸「バスウォーター・ブリス」が、一部で物議を醸したことについて私見を語った。「シドニーが入浴した風呂の残り湯を使って作られた石鹸」のうたい文句で売り出されたバスウォーター・ブリスは、5000個限定で発売され、即完売。彼女のファンからは、「全部買い占めたい」などと歓喜の声もあがったが、その一方で「気持ち悪い」といった否定的な意見もネット上に多数寄せられた。
これについてシドニーは、「批判的なコメントしていたのは女性ばかり。本当におもしろいことにね」とコメントしている。
イケメン俳優の「風呂の水」なら欲しいはず
シドニーはさらに、「彼女たちはみんな、『ジェイコブ・エロルディのお風呂の水』が入った石鹸なら欲しがっていたはずよ」とも語った。ジェイコブ・エロルディとは、オーストラリア出身のイケメン俳優。その整った容姿や高い演技力から非常に人気があり、熱狂的なファンの間では「彼の風呂の水でさえ欲しい」というジョークも。
実際、ジェイコブが出演した映画『Saltburn』(2023年公開)の超過激な入浴シーンが元ネタとなり、「ジェイコブ・エロルディの風呂の水」という名前がつけられたキャンドルも登場。Amazonなどで販売され、面白グッズとして人気を博している。同じ「風呂の水」でも、世間の反応が大きく異なることに、シドニーとしては納得がいっていないようだ。
ちなみに、「バスウォーター・ブリス」には、オリーブ油やパーム油、シアバターや海塩のほか、シドニーの入浴水などが含まれているとのこと。
何ともあやしげで、謎に満ちた石鹸「バスウォーター・ブリス」。ネット上には、風呂の残り湯を使うことによる衛生上の問題や健康リスクを指摘する声も上がっているが、シドニーが実際に浸かったお風呂のお湯が使用されているかどうかは不明だ。
「素晴しい“ジーンズ”」広告が大炎上
シドニーといえば、つい最近出演した米ブランド「アメリカン・イーグル」のジーンズ広告が炎上したばかり。このキャンペーンのキャッチコピー「Sydney Sweeney has great jeans(シドニー・スウィーニーは素晴しいジーンズを持っている)」が問題視され、大論争を呼んだ。シドニーは当初公開されていた動画(現在は削除)の中で、「ジーンズは親から子へと受け継がれ、髪の色、性格、瞳の色などの特徴が決まる。私のジーンズは青」と語り、商品をアピール。ところが、ここで彼女が語っている「ジーンズ」が、デニムの「jeans(ジーンズ)」ではなく、遺伝子を意味する「genes(ジーンズ)」と捉える人が続出した。
金髪で白人、青い目のシドニーが「素晴しいジーンズ(遺伝子)を持っている」と語るのは、白人至上主義的であり、優生思想(遺伝的に「望ましい」特徴を選択的に残すことで人類を改良できるという考え方)を肯定しているとしてネット上で大炎上した。
その後、アメリカン・イーグルは問題の動画を削除。「キャッチコピーは、ジーンズそのものについて語ったもの」と釈明する声明も発表し、広告の意図は外見や遺伝子ではなく、製品と個人のストーリーにあると強調した。
大きな波紋を呼んだこの広告だが、否定的な反応ばかりではなかったようだ。自身のSNSで「最もホットな広告」と絶賛したのは、トランプ米大統領。
この騒動をきっかけにアメリカン・イーグルの株価は一時23%以上急騰。店舗の売り上げや来店客数への好影響はあまりなかったようだが、話題性と広告効果は抜群だったようだ。
セクシーなだけじゃない! 今最も注目を集めている実力派
近年ハリウッドで最も注目を集めている若手俳優のとして知られるシドニー。米ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクした後、『ホワイト・ロータス』やクエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年公開)といった話題作に相次いで出演し、スターの仲間入りを果たした。
豊満ボディで世の男性たちを魅了している彼女だが、過度なセクシーアピールや大胆な言動で、反感を買うことも少なくない。ただ本人としては、世の中の空気は一応気にしているようで、『ウォール・ストリート・ジャーナル』に対し、「世間の人々の意見に耳を傾けることは大事」と話している。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>