特に沢村を中心にモデルと俳優の息子たちが並び、お揃いアイテムで工夫するスリーショットがいい。
男性俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、沢村一樹の工夫に余念がない投稿写真を解説する。
父と息子たちのスリーショット
7月11日、沢村一樹がInstagram上に誕生日会の様子を捉えた3枚の写真を投稿した。1枚目は沢村を中心に姪・野村麻純、スタンプで顔が隠された三男、さらに話題の長男・野村大貴、次男・野村康太がずらり揃うファイブショット。2枚目では下手側に位置する野村麻純(その後ろに三男)がカメラを向け、カメラを向けられる沢村一樹、野村大貴、野村康太が横並びで写るほぼフォーショット。3枚目はおそらく野村麻純が写したものだろう。
被写体の3人が揃って腕組みをする父と息子たち(長男・次男)のスリーショット。ファイブ、フォー、スリーとカウントするように投稿写真が並んでいるように見えるのが面白い。腕組みだけではなく、3人の目元をぎらつかせるサングラスも同じという、これは演出なのか?
見せ方の工夫に余念がない沢村一樹
キャプションには「長男からのプレゼントのサングラスをかけたら偶然3人お揃い」と書かれている。しかも「木村くんも愛用のRay-Ban」と追記される「木村くん」とはおそらく木村拓哉のことだろう。投稿写真の並べ方、腕組みとサングラスが統一する偶然の演出。さらにそのサングラスを愛用しているという、写真外のスター俳優の名前をさらっと引用。沢村一樹は作品出演などの直接的な俳優仕事だけではなく、SNS投稿まで見せ方を徹底していて工夫に余念がない。
姪や息子との写真投稿が話題になるのは、今回が初めてではない。
プライベート写真で遊ぶ粋な野村大貴
誕生日会での投稿にしろ、七輪を囲む写真にしろ、野村大貴は必ず画面上手に位置しているという大発見(?)がある。しかもフレームアウトしそうだけどしないぎりぎりを狙ったのように写る。誕生日会写真1枚目なんて、一人だけなぜか眩しそうに両腕を上げておどけている。2019年に『MEN’S NON-NO』誌オーディションでグランプリを受賞して令和初のメンノンモデルになった逸材だというのにどうしてもっとうまく写ろうとしないのか?
そりゃ雑誌に掲載される一枚ならばモデルとしてポージングを極めるだろう。でもこれは完全プライベート。いつもは写真に写るプロフェッショナルだからこそ、むしろ遊んじゃおう。プライベートな写真には自分から写るに行くのではなく、写りこんじゃったくらいが粋なんだよ。みたいな感じで。
狂乱の松下由樹ドラマに出演
逆に野村康太の方はしっかり美しい佇まいで写っている。兄が沢村一樹にプレゼントしたお揃いサングラスを装着したスリーショットなんてよーく見ると、何だかセレブリティ感を気立てよく漂わせている。父は有名俳優。兄は世界の舞台を目指して活躍するモデル。
松本まりか主演ドラマ『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系、2024年)で演じたピュアそのものの高校生役がキャリアの大きな足がかりになった。
あるいは松下由樹演じる狂乱の芸能マネージャーから恐るべき愛着を向けられる新人俳優役の『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』(テレビ東京系、2025年)も記憶に新しいが、1999年に放送された沢村一樹出演作『週末婚』(TBS系)でも松下は狂気を漲らせていた。
レイバンのサングラスだけでなく、父と息子揃って狂乱の松下由樹ドラマに出演していることでもお揃いというちょっとした沢村一樹トリビアがある。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修
俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu