まだまだ暑いこの季節、白いパンツやタイトスカートを履いたときにふと気になるのが「下着の透け」や「ショーツライン」。

自分では見えない部分だからこそ、外出先で気づいたときの気まずさは避けたいものです。
特に大人世代は、清潔感や上品さが印象を左右する年齢。おしゃれを楽しみながらも、見えないところでの配慮は大切です。

今回は、30代後半~50代の女性におすすめの「透け防止」と「ショーツライン対策」の両方を叶える下着選びのポイントをご紹介します!

透け防止は“色”が9割

“白パンツやタイトスカート着用時に下着が透ける・響く問題”を...の画像はこちら >>
下着が透ける一番の原因は色のコントラスト。お洋服と同じカラーの下着にすれば安心と思われがちですが、例えば白いパンツやスカートの下に白いショーツを合わせると、境界線がはっきり出てしまい、かえって目立ちます。

透けにくい色は、肌色になじむベージュやモカ系。特に自分の肌色よりやや暗めを選ぶと、服の下で影のように溶け込みます。薄いグレーやピンクベージュも、肌影と近い色合いで透けにくくおすすめです。反対に、黒やパステルカラーは透けやすいので注意しましょう。

ノーマルショーツはショーツラインが目立つ元!

ショーツラインは、縫い目や生地の厚みが原因です。ノーマルショーツはゴムが足ぐりに入っていたり、レースとの切りかえで厚みが出てしまうので、タイトなスカートやパンツの時は要注意。

“白パンツやタイトスカート着用時に下着が透ける・響く問題”を解決!安心して着るための対策とは
下着の透け2
“白パンツやタイトスカート着用時に下着が透ける・響く問題”を解決!安心して着るための対策とは
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おすすめは、シームレスショーツやバックレースショーツ、Tバックショーツ。縫い目のない仕様や、切りっぱなしのデザインなら、段差がほとんど出ません。また、Tバックはショーツラインにあたる部分に布がないため、タイトスカートや薄手のパンツのときに重宝します。

もし抵抗がある場合は、バックレースタイプもおすすめ。
レースは肌と服の間で柔らかく馴染み、境界線をぼかしてくれます。

“素材”と“フィット感”の工夫

下着の素材は薄く滑らかなものを選びましょう。ナイロンやポリウレタン混のストレッチ素材は、肌に沿いやすく、段差が出にくいです。逆に、厚手のコットンや装飾の多い刺繍入りは、洋服の上から凹凸が見えてしまうことがあります。

また、サイズ選びも大切です。きつすぎるとゴムが肌に食い込み、ラインがはっきり出てしまいます。ショーツも採寸だけではわかりにくく、同じMサイズだったとしてもブランドによってサイズ感が異なったり、使われているゴムによっては締め付けがきついこともります。お店で購入する時は、まず手でウエスト部分を広げてみて締め付けがキツくなさそうかをチェックしてみてください。

ペチコートやスリップ、ガードルを活用してライン美人

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透けやラインがどうしても気になるときは、下着の上からペチコートやスリップを重ねるのも有効です。1枚生地を挟むことで、色やラインが直接表に響きにくくなります。特にワンピースやスカートの時にスリップを着ると、インナーでのウエストラインが出ないのでとってもおすすめです。

他にも、ガードルはブラジャーと同じく補整機能があるアイテムなので、こちらを重ねるだけでお尻のラインが美しく、さらにひびきにくくしてくれるので便利ですよ。

ワードローブに“透け&ライン防止用”を常備が安心

お気に入りの服を安心して着こなすためには、「透けが気になる服用」と「タイト・薄い素材用」の下着をそれぞれ1~2セット持っておくと便利です。ベージュやモカのシームレスショーツ、タンガ、そしてペチコート。
このあたりを揃えておけば、どんな服にも対応できます。

透けやショーツラインは、意識しないとつい後回しになりがちなポイントですが、実は大人のおしゃれに欠かせない“身だしなみ”のひとつです。色・形・素材・重ね着、この4つの工夫で、驚くほど見た目が変わります。

見えないところにこそ気を配ることで、服も自分もぐっと素敵に見えるはず。ぜひ下着選びから大人のおしゃれをアップデートしてみてください。

<文/ちーちょろす>

【ちーちょろす】
下着の魔法使い。販売員時代の知識を活かして、下着で自分に魔法をかけるための知識をnoteやTwitter、YouTubeで発信中。特技はサイズを当てること。趣味は下着屋さん巡り
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