(台北 16日 中央社)財政部関務署(財務省関税局に相当)はこのほど、今年1~8月の密輸大麻の摘発件数が69件に達し、昨年同期比7.67倍になったと発表した。そんな麻薬の摘発に大活躍しているのが麻薬探知犬だ。
現在全国におよそ40匹おり、治安の維持に努めている。

同署によると大麻の密輸量は年々増加傾向にあるという。今年はクッキーやチョコレート、電子たばこを装ったものが見つかるなど、包装や形態が多様化。見た目では分からない薬物の摘発に探知犬が実力を発揮している。

探知犬には特別な訓練を受けたラブラドールが採用され、税関職員とペアで勤務を行う。摘発可能なのは薬物だけではない。
昨年末には高雄空港で働くブラボーが、密輸された生きた鳥45羽を発見。生態系への影響を水際で阻止した。

国民の健康を守りたいとする同署。探知犬の活躍はすでに欠かせないものになりつつある。

(邱柏勝/編集:齊藤啓介)