昨年のジャカルタ・アジア大会の男子200メートル決勝で台湾記録の20秒23を叩き出し、同種目で台湾勢初の銀メダルを獲得した楊。昨年末と今年初頭には米国で訓練を行い、スタートの強化に取り組んだ。大学・大学院生らを対象とした先日の「全国大専校院運動会」では今季ベストの20秒37で4連覇を飾るなど、楊への期待は高まっていた。今大会で出した20秒50は今季2番目の好成績だったものの、東京五輪の参加標準記録(20秒24)には届かなかった。
男子400メートルリレーには、台湾代表として魏泰陞、王偉旭、楊、鄭博宇が出場した。
このほか、台湾勢では男子やり投げで黄士峰が79メートル05をマークし2位、男子400メートル障害で陳傑が51秒05で5位、男子高跳びで向俊賢が2メートル10で7位に入った。
(龍柏安/編集:名切千絵)