運営者によると、開催に向け、座席の間隔を空けたチケット販売や検温、アルコール消毒といった感染防止策の実施を決定していたという。だが、調整を重ねる中で、同映画祭が最も大切にする特質が実践できない可能性があることが判明した上に、海外の感染状況の変化によって一部作品の連絡や輸送に影響が出ていた。
下半期には金馬名作映画祭(金馬経典影展)や金馬国際映画祭(金馬国際影展)が予定されており、延期をすればその他の映画祭のスケジュールやスペースを圧迫することになるため、中止の決定に至ったと説明した。
一部の上映作品は11月に開催予定の金馬国際映画祭または次回のファンタスティック映画祭に振り替える。台中市で開催予定だった上映イベントは、来年に延期するとしている。
(鄭景ブン/編集:名切千絵)