(宜蘭中央社)台湾が自主建造した海軍初の沱江(だこう)級コルベット艦の進水式が15日、北東部・宜蘭県の造船場で行われ、蔡英文(さいえいぶん)総統が「塔江艦」と命名した。蔡総統はあいさつで、今回の式典は「国艦国造」(自国軍艦の自主建造)に全力を注ぎ、全方位に発展していく姿勢を示し、沿海地域を全方位防衛する決意を表すものだと述べた。


塔江艦はコルベット艦「沱江」の船型をもとに改良を加えた。従来の対艦ミサイル雄風2や雄風3、76ミリ速射砲、20ミリ機関砲に加え、国家中山科学研究院が研究開発した防空ミサイル海剣2が搭載され、戦闘力が向上した。排水量約685トン、満載航海速力30ノット(時速約56キロ)。

2023年までにさらに2隻の同型艦が完成する予定。

(游凱翔/編集:名切千絵)