山本は新潟県佐渡出身。南部・高雄で台湾製糖橋頭工場の建設に携わった他、高雄港の築港を推進するなどした。
篠原氏によれば、書は大正時代に書かれた。屏東の人々に見てもらいたいとの思いから、張森烈・元IMC理事長の全面的な協力を得て台糖への寄贈が決まったという。
台糖屏東区処の呉耀煌処長は、山本は台糖社長時代に地下ダムの二峰圳建設に携わった他、多くの最新の技術を導入し、屏東に対する貢献が大きいと説明。書は文物館で展示するとし、当時の出来事を伝える解説文を作成して、県民に紹介したいと語った。
(黄郁菁/編集:齊藤啓介)