映像はCGTNの公式サイトやユーチューブで公開され、ツバルの教師だとされる男性が「(国連での中国代表権を巡る)国連総会2758号決議(アルバニア決議)によれば台湾は中国の一部であり、これが国際社会における普遍的なコンセンサスだ」「中国と国交を樹立すれば発展の機会がもたらされる」などと述べた。現地の学生だとされる女性が、中国の文化を好み、中国製の製品の品質を高く評価すると語る映像もあった。
駐ツバル大使館は、多様性を認めることや言論の自由は民主主義の核心的な価値であることを十分に理解しているとした上で、中国側の動きを「台湾とツバルの両国政府は決して容認しない」と批判。「中国による民主主義に相反する動きに常に警戒するよう各界に呼びかける」とした。
(楊淳卉/編集:田中宏樹)