式典には翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長や徐榛蔚(じょしんい)花蓮県長らが出席した。翁県長は、米トランプ政権の相互関税を念頭に媽祖の加護の下で台湾が強靭(きょうじん)さを発揮して難局を乗り越えることに期待を寄せた。
この日は奉天宮から約5キロ離れ、同じく媽祖を祭る雲林県北港鎮の朝天宮にも多くの参拝客が訪れた。朝天宮の近くで商店を営む李さんは、鎮瀾宮の媽祖は約三十数年前から北港に立ち寄らなくなったとしながらも、依然多くの信者が参拝に来ると語った。
媽祖は午後11時に奉天宮を出発し、13日に鎮瀾宮に戻る予定。
(蔡智明/編集:齊藤啓介)