(台北中央社)台湾プロ野球・富邦ガーディアンズ2軍の張奕投手(元西武)は26日、先発から中継ぎに転向することをコーチ陣から伝えられたと明かした。多汗体質に台湾の酷暑が重なってこむら返りが起きやすくなり、長いイニングを投げられないのが原因だとしている。


1軍スタートの今季は22日までの7試合に全て先発で登板した張。累計で34回1/3を投げ、33失点(自責29)、1勝6敗、防御率7.60と苦戦している。23日には2軍行きとなった。

張は26日に台北市内で行われた、台湾プロ野球オールスター戦の記者会見に富邦の代表として出席した。自身の状況について、3イニング程度なら問題ないものの、それ以上投げると調子が悪くなってくるとし、長いイニングを投げられないためチームに申し訳なく思っていると吐露した。一方で、先発も中継ぎも経験があるので中継ぎ転向は大きな問題ではなく、調整していけると話した。

今年のオールスター戦は7月19、20両日に台北市の台北ドームで行われ、ファン投票などで選ばれた選手によるオールスターチームと、曽豪駒代表監督が選出する台湾代表チームが戦う。今年のオールスターチームは、昨季中信ブラザーズを台湾シリーズ優勝に導いた平野恵一監督が率いる。

昨年は台湾代表チームの一員としてオールスター戦に参戦した張。今年も選ばれたら力を尽くしたいと意気込みを示した。

(謝静雯/編集:田中宏樹)
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