(バチカン中央社)中部・南投県に暮らす台湾原住民(先住民)族の子どもたちによる「原声童声合唱団」が26日、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂内にある「聖歌隊の礼拝堂」で歌声を披露し、欧州ツアーをスタートさせた。居合わせた人々がスマートフォンで撮影しながら歌声に耳を傾けていた他、巡礼者も感動したと話した。


駐バチカン大使館がフェイスブックで合唱の様子を紹介した。合唱団はローマ市内にある同大使館で本場のピザを味わった後、大使館前でも1曲、パフォーマンスした。その後行われた礼拝堂での公演ではラテン語の宗教曲や中国語の楽曲、台湾原住民ブヌン族に伝わるキリスト教に関連する楽曲を歌った。

合唱団は25日から来月10日までの予定で欧州を訪問しており、ドイツ・ベルリンやポーランド、オーストリア・ウィーンなどでの公演を予定している。27日夜には、イタリア・ローマでシスティーナ礼拝堂合唱団と共演する。

(黄雅詩/編集:田中宏樹)
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