(台南中央社)南部・台南市政府は10日、旧台南州会や台南合同庁舎、台南愛国婦人会館など日本統治時代に建設された建物のライトアップ改良工事が完了し、歴史建築が新たな装いになったと発表した。

今回改良が行われた建物はいずれも市定古跡に登録されている。
台南市文化資産管理処によると、現代の照明技術を用いて古跡と都市のコンテキストをつなげる取り組みの一環で、州会は和洋折衷の建築様式を、合同庁舎は特徴的な牛の目窓や建物の輪郭を際立たせた。また愛国婦人会館では静かで柔らかい夜の雰囲気を演出したという。

今後は引き続き祀典武廟、大天后宮、台南孔子廟、台湾府城城垣(南門段残跡)などの国定古跡や開基武廟の旧正殿、開基霊祐宮、広安宮、台南興済宮・大観音亭などの市定古跡でも改良を進める予定。同処は、新旧が織り成す文化の趣と夜の魅力を表現するとしている。

(張栄祥/編集:齊藤啓介)
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