頼総統は1日午前、記者会見を開き、米国の関税措置への対応を説明した。
米国は4月、国家安全保障上の懸念を理由として、232条を根拠にした半導体などへの調査を開始。台湾の半導体産業への影響に関心が寄せられている。頼総統は、米国の対台湾貿易赤字は主に半導体やICT産業、電子部品に起因していると指摘。232条調査を相互関税と併せて協議する必要があるとの考えを示した。調査結果の公表後、台湾の交渉チームは232条関連の問題について米国とさらなる交渉を進めるとし、その際に状況は明確になるだろうと述べた。
(頼于榛、温貴香/編集:名切千絵)