同企画展は、国家漫画博物館準備処(中部・台中市)と京都国際マンガミュージアムが共同で開催。今年5~6月には京都でも開かれた。
開幕式が16日に開かれ、李遠(りえん)文化部長(文化相)は、展示を通じて台湾と日本の漫画の巡り合いとその影響を知ることができると語った。手塚プロダクションの松谷孝征社長は、漫画やアニメを通じて相手が何を考えているか理解でき、戦争勃発の可能性を下げられると信じているとあいさつした。
キュレーターを務めた政治大学の李衣雲教授によると、台湾では1950年代から日本の漫画をトレースした作品が出回ったが、審査に合格するため、日本と関係する事柄は全て黒塗りにされていたという。
(王宝児/編集:齊藤啓介)