(台北中央社)林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)は8日、立憲民主党の衆院議員4人と台北市の外交部(外務省)で面会した。同部が9日に発表した報道資料によれば、日本の政治情勢や経済協力、観光、教育、文化など、台日双方が関心を寄せる話題について幅広く意見を交わした。


面会したのは太栄志氏、吉田晴美氏、大築紅葉氏、酒井菜摘氏。

林氏は、立憲民主党が訪問団を組んで来台し、台湾への堅実な支持を示したと言及。太氏が今年4月に衆院外務委員会で、2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)への台湾の誘致を日本政府に求めたことに触れ、感謝を伝えた。

台日の関係は従来から緊密かつ友好的であり、双方の産業構造は相互補完的だとした上で、重要分野での今後の連携や協力に期待していると語った。

太氏はあいさつで、同党は日本の野党第1党として台湾との友好関係を重視しており、また日台の協力や交流は党派を超えるものだと信じていると述べた。野田佳彦代表も過去に台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加盟を支持すると繰り返し表明しているとした上で、今後も党として台湾の加盟を支援し続けると話した。

(楊尭茹/編集:田中宏樹)
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