同ランキングは世界69カ国・地域を対象に人材に関する「投資と開発」「魅力」「準備」の3分野を評価した。1位はスイス、2位はルクセンブルク、3位はアイスランドだった。韓国は37位、中国は38位、日本は40位だった。
台湾は2年連続で順位を上げた。投資と開発で21位、魅力で16位、準備で11位だった。
IMDは、人材の国や地域を越えた移住を後押しする要因として、経済的な安定や具体的な福利厚生が多く挙げられたと指摘。新型コロナウイルスの流行前に生活の質や文化・言語的な環境が重視されていたのとは対照的だと分析した。
また地政学的な不安定やインフレ、生活コストの上昇などで、経営幹部の海外で仕事をする意欲に変化が出ているとの見方を示した。
(潘姿羽/編集:齊藤啓介)