(台北中央社)中央気象署(気象庁)は22日午後、強烈台風(台湾基準)台風18号について勢力はすでにピークに達しているとし、東部・台東、南部・屏東、高雄、台湾本島最南部・恒春半島を対象に発表されている陸上台風警報は、早ければ23日午前に解除するとの見方を示した。

台風18号は同日午後5時現在、台湾本島最南端、ガランピ(鵝鑾鼻)の南約270キロの海上を、時速19キロから23キロに速さを変えながら、西北西に進んでいる。
中心気圧は900ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は58メートル、最大瞬間風速は73メートル。中心から半径320キロ以内が風速13.9メートル以上の強風域。

同署の林伯東予報官は午後5時半ごろの記者会見で、今後は台風の勢力が強まることはなく、横ばいかやや弱まる見込みだと説明。南シナ海に入った後に弱まり、中国大陸に上陸した後は弱まるペースがさらに速くなると述べた。

(余曉涵/編集:田中宏樹)
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