(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は15日、台湾を訪問した加藤勝信前財務相らと面会し、地域の安全や経済の安全保障、ハイテク産業での協力深化に期待を寄せた。

総統府が同日、報道資料を通じて明らかにした。
加藤氏には西銘恒三郎衆院議員と福原淳嗣衆院議員も同行した。加藤氏が台湾を訪問するのは今回が初めて。

頼総統は、高市政権が官民で人工知能(AI)や半導体、航空宇宙産業など重点的に投資する17分野を選定したのに触れ、自身が総統に就任した2024年に推進を表明したAIや半導体産業などの発展を目指す「五大信頼産業プラン」と高い整合性があると強調。昨年12月に台日間で結んだ「デジタル貿易取り決め」や「地方税関の協力に関する覚書」などについては、より大きな協力の余地があることを示していると語った。

加藤氏は、台日間の投資や人的交流、サプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)性の分野などでの協力深化に期待を寄せた他、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会(横浜花博)などのイベントでも引き続き交流が行われることを望むとした。

頼総統は同日、自身のX(旧ツイッター)で、「台日が協力を深め、インド太平洋地域の平和と繁栄に一層貢献できるよう期待しています」と投稿した。

また加藤氏も16日にXを更新し、頼総統の他、林佳竜(りんかりゅう)外交部長(外相)、蒋万安(しょうばんあん)台北市長と面会したとし、「和やかな雰囲気な中で、有意義な意見交換ができました」とつづった。また鄭麗文(ていれいぶん)国民党主席(党首)と面会する予定も明らかにした。

(温貴香/編集:齊藤啓介)
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