愛犬と散歩していると、あまりのかわいさに、ご近所さんがニコニコしながら近寄ってくることがしばしばある。見慣れない人をじっと見つめる愛犬を見て、筆者にこう聞くのだ。

「かわいいワンちゃんですね! 触ってもいいですか?」

飼い主ならよく遭遇しそうなこんな場面で、犬をなでる側の頭の中を表現したイラストがツイッターで注目を集めている。

これは、自称「パワポ芸人」として、「暇じゃないのになぜか暇」な現象や、YOASOBIのヒット曲「夜に駆ける」などを表現した数々のユニークな画像を、プレゼンテーションソフト「パワーポイント」で制作しているトヨマネ(@toyomane)さんが、2021年5月16日に投稿したもの。

「知り合いの犬をヨシヨシする時にいつも思っていること」と題し、犬をなでる男性のイラストが描かれているが、重要なのはその隣のフキダシだ。

知人の犬を撫でるのは「かわいさのタダ乗り」? 非・飼い主の気...の画像はこちら >>

「かわいい」という感想はあくまで「氷山の一角」で、その下の海中には非常に大きな氷山が沈んでいる。そこには「エサ代が高い」「旅行に行きにくい」「くさい」などなど、ペットを飼うにあたり避けられない困難の数々が......。

そしてこの状況について、

「知り合いの犬を愛でるとき、自分は今『かわいさのタダ乗り』をさせてもらっているな...と思う」

と、書かれている。

またトヨマネさんは、この投稿に続けて、

「僕は犬も猫も好きだしペットを飼ったことがないので正直ちょっと憧れはあるんですが、こういう水面下の大変さに耐える自信がないので飼うことはないと思います。僕は時々かわいさのタダ乗りをしつつ豆苗を育てて我慢します」

と、ツイート。

「飼い主側」の意見は...?

今回のイラストに、リプライ欄では

「責任の重さを考えるとどうしても『好意に甘えてタダ乗りしたほうがいい』になっちゃう」
「まさに今ワンコ飼いたいけど何故か踏ん切りつかないのは水面下に薄々気づいてるからだ~スッキリした」

など、共感する声の他、

「犬、とくに仔犬の場合は、貴重な社会化経験積ませられるのでとてもありがたいです」
「撫でる側は撫でて嬉しい、犬は撫でてもらって嬉しい、飼い主はわんこの社会化が出来て嬉しいで誰も損してないからええんやで!」

など、飼い主側からの意見も。人に撫でてもらえるのはうれしい、という飼い主もいるようだ。

さらには、「かわいさのおすそ分け」としてそれぞれの愛犬たちの写真を送っている人もちらほらいる。

そんな中、ばっふぁるさん(@slowpoke_bs)さんは「飼ってる身からすると実際はこんな感じです」とこんな画像を投稿した。

知人の犬を撫でるのは「かわいさのタダ乗り」? 非・飼い主の気持ちを表すイラストに反響→飼い主側の意見は?

わかる!!!!!!

全ての困難を凌駕する、あふれ出すかわいさ! タダ乗りなんて気にせず、いっしょにこの無限大のかわいさを共有したい!!!

犬に限らず、ペットを飼っている人なら、きっとこの気持ちが理解できるだろう。

とはいえ、人見知りだったり触られるのが嫌だったりするペットたちもいるので、「触られるのはちょっと......」という場合もある。

「かわいさのタダ乗り」をする場合は、飼い主に「どこまでならOKか」を確認してからにしたほうがいいだろう。