列車が近付いてきていなくても、思わず立ち止まってしまいそう――そんな「踏切」が、X上で注目を集めている。
神奈川県在住で、「星空の似合う風景」をテーマに星景写真を撮影するフォトグラファー・ふぁれん(@fahrens_photo)さんが2025年5月18日、「この先、銀河『とまれみよ』」という呟きとともに投稿したのは、生い茂る草の中にたつ、踏切の警標。
「とまれみよ」と書かれたそれは、まるでその背後に広がる満天の星空、きらめく天の川を見上げるよう指示しているみたい。
この美しい風景に、Xユーザーからは
「めっちゃ綺麗ですね」
「この絶景、ぜひ止まって見てください」
「この風景を見ないのは勿体ないです」
といった声が寄せられている。
この素敵すぎる風景、一体どこで見られるの? Jタウンネット記者は22日、撮影者のふぁれんさんに話を聞いた。
有名な場所だからこそ光るオリジナリティ
ふぁれんさんが注目の写真を撮影したのはある年の8月頃。場所は、いすみ鉄道(本社:千葉県大多喜町)の路線上にある第二五之町踏切(千葉県いすみ市)だ。
ふぁれんさんによれば、ここは星景写真の界隈では有名な撮影スポット。だからこそ、ふぁれんさんならではの工夫が光る。
「超広角レンズでの作例は多数ありますが、標準レンズ(50ミリ等)の作例は無かったのでオリジナリティを出すために標準レンズを使ってみました」(ふぁれんさん)
こだわりは、踏切のバツ印の部分と天の川の中央部分の重なり。撮影時にはカメラの場所を微調整し、この画角を発見した。
じっと見上げていたら、そのうち夜空から「銀河鉄道」が走ってきそうな踏切。通りかかった際には、読者の皆さんもぜひ、とまれみよ。