この中を走ると考えると、冷や汗が出る――そんな恐ろしいトンネルが、静岡県に存在しているらしい。
三重県在住のXユーザー・しろいこな(@shirokona_sugar)さんが2025年6月1日に投稿したのは、トンネル内部から撮影した1枚。
Uの字のような急カーブで、さらにかなり急な傾斜があることがわかる。
トンネルの中から写真を撮って、出口と入り口が両方見えること、あるんだ......。
これだけ急だと、反対側から車が来ていても近づくまで見えないだろうし、車でこのトンネルを走るの、怖すぎる......。
Jタウンネット記者は2日、しろいこなさんにこのトンネルを走った感想を聞いた。
「何故、無理やりここにトンネルを...」
話題の超急カーブ急勾配トンネルは、静岡県熱海市にある「野中山トンネル」。市のトンネル⾧寿命化修繕計画についての資料によると、1952年に竣工された、延長21メートル、車道幅4メートル(全幅4.5メートル)、1車線対面通行のトンネルだ。
しろいこなさんがこのトンネルを訪れたのは1日の朝8時ごろ。「道が好き」という共通点をもつ友人・あたまがえらー(@AtamagaError)さんと一緒に「道」を巡るドライブをしている最中のことだった。
ナビにたまたま奇妙な形のトンネルが表示され、「見に行ってみたい!」と思い、現地に向かったという。
「まず相当な勾配でおもしろい形をしているなぁってのと、何故無理やりここにトンネルをつくったんだろうって疑問がありました」(しろいこなさん)
しろいこなさんとあたまがえらーさんは、軽自動車でこのトンネルを通った。特に上りは車が大変そうだったという。
しろいこなさんたちが出会った、通行するだけで一苦労しそうなトンネルに、X上では4万8000件以上のいいね(5日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「凄いけど怖い。ここは走りたくない」
「悪夢に出てくるタイプの道路」
「サザエか耳の中かと思った」
「マリオカートにありそう」
なぜこんなカーブのトンネルができたのか。6日、記者は熱海市に聞いてみたが、「必要だから作られた、ということ以外に詳しい事情はわからない」とのことだった。