――うちの会社、殺人鬼がいるかも。どんな会社?
そんな大喜利の回答みたいなオフィスの風景が、X上で注目を集めている。
「これ、うちの会社のドアなんだけど」
2026年1月24日、主に精密部品の製造などを行っているキャステム(本社:広島県福山市)で商品開発に携わる「IRON FACTORY IKEDA」(@IRON_IKEDA)こと池田真一さんがそんな呟きと共に紹介したのは......手、だ。
外へと繋がる扉のドアノブがあるはずの部分に、人間の手首がくっついている。
ビックリどころの話ではない絵面だが......一体、何でこんな所に手首が?
ショッキングな光景に、X上では1万1000件以上のいいね(27日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「文字通りの取っ手か...」
「今にも動いてきそうなの怖い」
「夜中見たら腰抜かす自信あるわ...」
「夜中はじめて見たら悲鳴上げますよ」
Jタウンネット記者は26日、ドアの〝手〟について池田さんに話を聞いた。
納得! ......できるか?
池田さんによると、注目を集めた〝手〟はもちろん、本物の人間のものではない。数年前に池田さんが同僚数名と制作し、部署に入るドアに設置していたものだという(事務所移動のため現在は非設置)。
......いや、なんでそんなことしてたの?
それは、キャステムが2016年から展開しているブランド「ヒストリーメーカー」と関係がある。スポーツ選手やアイドル、アーティストなどの手形をリアルに再現し商品化するという企画だ。
これまでマニー・パッキャオ選手、井上尚弥選手、田中将大投手、小野伸二選手ら超一流のスポーツ選手など200人以上の手型や足型を商品化。100万円を超える商品も〝瞬殺〟で完売するなどの人気っぷり。
「手の血管やシワまで完全に再現している為、究極のファングッズと評価頂いております」(池田さん)
現在は、3年以内に大谷翔平選手の手型を採取することを目標にしているそうだ。
「そういったブランドを展開しているメーカーなら、『ドアノブは手であるべき!』という意見があり、手が設置されました」(池田さん)
なるほど。
設置されていた当時は、工場見学などのために来社する人たちに「とても面白がって頂けました」と池田さん。
「事務所にはこれまで製作した著名人の方の手型商品を展示しております。その手型を一通り見られて帰られる際のドアノブに手が登場するので、なんでドアノブが手なのか、納得頂けています」(池田さん)
まあ、たしかに、その流れで見たら納得させられちゃうかもしれない。勢いで。
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