
アメリカ、カリフォルニア州に住む2人の家族がホラー映画を見ている最中にそれは起きた。床下からガサゴソと奇妙な物音が聞こえてきたのだ。
怖い映画を見ていた時だけに、家族の驚きは相当なものだった。だがその怖さはガチもので、すぐに2人はリアルな恐怖体験をすることとなる。
床下から巨大なクマが現れたのだから!
ホラー映画を鑑賞中、リアルなホラー体験をした一家
2024年10月3日の夕方、南カリフォルニアのモンロービアの自宅でホラー映画を鑑賞中だったマーク・チョウさんとマーク・ランザさんは、タイミング良く(悪く?)突然床下から聞こえてきた奇妙な物音に驚いた。
「床の下に何かいる!」と驚いた2人はいったん家を出て、外から床下を調べようとしたのだが、そこからガリガリとひっかくような音が聞こえてきたので、急いで家の中に戻った。
床下に大きなクマが住んでいた!
この家の周辺には、よくコヨーテやアライグマが出没するため、もしかしたら動物たちの仕業かもしれない。そこで二人は自宅の外に監視カメラを設置し、その正体を探ることに。
すると、物音の正体が明らかになった。2024年10月3日午前4時40分頃、監視カメラがとらえていたのは、巨大なクマが床下の小さな穴から出ようとする姿だ。
体重は100kgをゆうに超えるアメリカグマで、体が大きいため、床下に通じる穴から出るのにとても苦労しているようだった。
前脚でどうにか扉を押し開けて出てきたようだ。
このクマはどうやらこの家の床下を居候して家賃も払わず住み着いていたようだ。
二人は、床下に通じる小さな扉を、金属製の板に取り替え、クマが再び戻ってきても入ってこられないよう対策を講じたという。
クマに住みつかれたのは彼らが初めてではない。
近くにサン ガブリエル山脈があるため、この辺りの住宅地ではよくクマが目撃されるそうだ。
アメリカグマはグリスリーと違い、比較的おとなしいとはいえ、クマと共同生活というのはホラー映画よりもスリリングかもしれない。