「シーマンを 忘れたころに 人面魚」英国で飼育されている鯉の顔があまりにもヒューマン

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 唐突に川柳っぽくタイトルをつけてみたが、シーマンのことすっかり忘れかけていたところ、こんな人面魚のニュースが出てきたもんだからつい…….。

 ちなみに「シーマン」とは、平成時代に一部マニアが育成に励んでいたシミュレーションゲームに出てくる人面顔のペットのことだ。

Z世代はわからないか。

 とにもかくにもイギリスで飼育されている鯉が、あまりにも人間じみた顔をしていて、SNSで話題になっているのだという。

人間の顔を持つペットの鯉

 こんな顔をした鯉がいたら、それこそシーマンのように育成に励みたくなる気持ちもわかる。この鯉の名は「ボブ」と言い年齢は4歳だ。ニシキゴイで、紅白(こうはく)と言う品種だという。

 イギリス、リーズ在住の造園業を営む、マルコム・ポーソンさんは3年前、とても人懐っこいボブと巡り合い、当時50ポンド(約27,000円)で購入した。

 人懐っこいことを覗いては、最初は普通の鯉と変わらない、普通の鯉の模様をしていたという。

 ところが飼育を続けるうちに、頭部に人間のような目、鼻、口に見える黒い模様が現れはじめたという。

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 コイの模様は、日光や食事、水質などといった要因で変化するのだそうで、シーマン[https://www.youtube.com/shorts/rTOH7MHEcDQ]じゃないけど育成していた結果、こうなったという感じなのだろうか?

 確かに人間の顔そっくりで、人間の言葉を発しそうな感すらある。

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 ポーソンさんの家の庭にある人工的に作られた池で育つボブは、他の鯉たちと明らかに違っていて、すぐにわかる。体も一回り大きい感じだ。

 家族はもちろん娘の友人は頻繁にボブに会いに来るそうだし、たまたま家の門が空いているときは、通行人も立ち止まってボブの姿を眺めているという。

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「ボブは店で見たときからいちばん人懐っこい魚だった」とポーソンさん。TikTokにボブの動画を投稿したところ、ご近所のみならず世界的に有名になってしまったようで、100万回以上再生されたという。

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 特に日本人は人面魚に思い入れがあるからな~。シーマン的な意味で。

 ボブの成長に伴い、とポーソンさんは今の池をもっと大きく拡張する計画を立てているそうだ。

 ボブは他の魚と比べても非常に食いしん坊で、家族からは「餌やりすぎ」と言われてしまうそうだが、ついかわいくてあげすぎちゃうらしい。

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 人間の顔そっくりに見えるのは、脳の錯覚で、、本来そこに存在するはずないものを、これまでよく見知った既知の認識で解釈してしまう「パレイドリア現象」と呼ばれるものだ。

 でもそんなことはどうでもよくて、とにかく人間の顔、しかもおじさん風の顔をした魚とか見たら、誰だって不思議な気分になるし、良いもの見させてもらったって気にもなるだろう。

 パレイドリア現象は脳のリソースの効率化などが原因だとも言われているが、ある意味いろいろな妄想がはかどって、心の栄養にはなりそうだ。

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