
洋服屋さんの店頭で、最新流行のファッションを身にまとって立っているのが、一般的な「マネキン」のイメージだと思う。
最近ではなんでも機械やAIに置き換えられがちだが、逆に人間に置き換える逆の発想で話題を集めていたのは、中国のショッピングモールである。
ここでは、マネキンの代わりに、人間の女性がルームランナーに乗り、歩き続けながら服を見てもらう「動くマネキン」が注目を集めている。
「歩くマネキン」が中国で登場
洋服売り場に2台並んだルームランナーの上を、最新のファッションをまとったマネキンならぬ、生きた女性が歩き続けている。訪れたお客さんたちも、興味津々でその周りに集まっているようだ。
これは動かないマネキンに着せるよりも、実際の人間が来て動いて見せた方が、衣類のフィット感や着た感じをよりイメージしやすいから、というコンセプトらしい。
売り場を訪れたお客さんたちからは、実際に着たときの様子をイメージしやすいと好評だとか。
マネキンの世界にも変化が訪れている?
そもそも「マネキン」は、モデルを意味するフランス語の「マヌカン」が発祥の言葉で、本来は販売員ことを指していたそうだ。
昭和の頃は髪の毛のある、顔もリアルな感じのマネキンが主流だったが、最近では目も鼻も口もないのっぺらぼうなマネキンもよく見かける。
こういったマネキンは「アブストラクトマネキン(抽象マネキン)」と呼ばれていて、その名の通り顔が抽象化したマネキンということらしい。
さらに首から上がない「ヘッドレスマネキン」も増えてきて、服や帽子などの「売り物」であるアイテムに目が行くようになっているそうだ。
確かに特定の顔がついていると、身につけたときのイメージも広がりにくくなりそうだよね。
海外勢からは「時給はいくら?」「やってみたい」との声も
中国のこの「生きているマネキン」を見た人たちからは、さまざまな意見が寄せられていたが、その多くはその「仕事」としての部分に興味を持っていたようだ。
- ウォーキングをしながら健康的にお金を稼げるなんて最高じゃない?
- 気を抜いたら転びそう
- 時給おいくらなんでしょうか
- 中国でしょ、300円くらいじゃない?
- シフトが知りたいんだけど!
- 新たな雇用を生み出す賢い方法だね
- 給料をもらいながら有酸素運動ができるなんて、ぜひやらせてください
- 1日1万歩は軽くクリアできそう
- でも実際に商品の服を着て動いているところが見られるのはいいよね、質感とかフィット感とかがわかりやすい
- これは太ったアメリカ人にやらせた方が良い
- ぽっちゃりサイズの需要もありますか?
- またロボットやAIに奪われる仕事が増えただけ
確かに歩いているだけでお給料がもらえるなら楽っちゃ楽かもしれないが、ずーっと見られているのも大変そうだ。みんなならこの仕事、やってみたい?
References: Chinese store replaces mannequins with women walking on treadmills. Viral video[https://www.indiatoday.in/trending-news/story/chinese-store-replaces-mannequins-with-women-walking-on-treadmills-viral-video-2632388-2024-11-12]