
猫の多様性は奥深い。性格も様々だが、毛色も様々で、顔半分が別の柄のキメラのような猫もいれば、人間のような顔をもつ猫もいる。
どの猫もみんな違ってみんなかわいい!
SNS上で話題となっていたユニークな猫たちをまとめた動画が紹介されていたので見てみよう。
猫の多様性はかわいさの多様性
様々な柄を持つ猫だが、その理由は奥が深い。 猫の被毛の茶色(オレンジ風)色はどのようにして作られるのかは60年以上謎に包まれていたのだが、2024年、ようやくその理由が解明された。
猫の茶色い毛色は、「Arhgap36」という遺伝子が関係していて、その近くにあるDNAの一部が欠けていることが原因だとわかったのだ。
この欠けた部分が、細胞の中で色を作る仕組みを活性化させ、オレンジや茶色の毛を生み出している。このDNAの欠損は猫の健康には影響を与えず、独特な毛色や模様を作る役割をしている。
また、2つの受精卵がくっついて1つの個体として成長することでキメラ化する猫もいる。体の部分ごとに異なる遺伝子を持つため、左右で毛色や模様が違う猫が生まれることがあるのだ。
また、ちょっとした遺伝子の変異により、他の個体にはないスペシャルな特徴を持っている猫もいる。このケースは生物全体にみられることだ。
少数ながら一定の確率で現れ続けるということは、その存在自体に意味があるということで、種を存続させるために必要なメカニズムなのかもしれない。
みんな違ってみんなよくて、みんなかわいいのだ!
追記:(2025/01/20)本文を一部訂正しました。